SKY NOTE

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安全バイアスとTPP

人は安心する話に耳を傾けやすい。その方が自分に都合がいいからなのだが、そういう都合のいい事を信じたいと思う自分の願望というバイアスがかかっている。このバイアスにより、危険を知らせても逃げない状況が生まれる。映画ジョーズに出てくる市長が、その安全バイアスの典型例で、観光客が来る夏のビーチにサメが来て欲しくないという願望によって、サメの危険性を警告されても耳を傾けず、犠牲者を生んでしまう。今の日本も同じ、TPPというサメが来ているのに、誰もが安心したいので逃げない。安全バイアスというのは、精神的な危険に対する回避行動であり、これを打ち破るのには、不安を解消した上で危険を回避するべきと説得するのが得策。例えば、TPPに入ると不況になるが、内部留保に課税し格差を是正すればGDPが10年以内に600兆円になり景気回復する。より安心できる提案が必要。

安心する事によって、人々をバイアスから解き放ち、正気に戻す事が出来る。現在の不況の原因を短く、具体的に、分かり易く、原因から説明し、その上でこうすれば、解決すると説明した後、それではTPPはどうだろうかと切り返し、賃金を安くするといっているよね。残業代をゼロにするといっているよね。これでは景気は良くならない、もっと言うと、AIが人々の雇用を奪う時代がもうすぐそこまで来ている。そんな時にTPPで海外から労働者を招き入れるべきかな?と一気に畳み掛ける。その上で、そうじゃなくて、大企業に内部留保に課税したらどうだろうか?そうなると、こうなるんだと図解で説明する。お金の今までの流れが逆流し、GDPが10年で600兆円まで膨らむ、そんなバカなと思うかもしれない。でも、それだけの額のお金が大企業の口座にはあるんだ。354兆円も、その内、100兆円実体経済に流せばGDPは600兆円になる。これは毎年6%ずつ課税して、10年くらいで達成できると試算できる。このお金を再生可能エネルギー、介護、医療、保育、エネルギー、食料、耐震補強など国の重要な事業に投資するんだ。そうすれば、輸入も減って貿易赤字も減るし、消費が増えて、GDPが増えていく、その仕事で働いた人がお金を使って他の様々な産業にお金が流れていく、その過程で非正規雇用の規制を強化していけば、景気は回復する。その上で労働時間規制と最低賃金を強化して、AIで雇用が減った分を時短と賃上げで対応し、雇用を守りながら、人々の暮らしを楽にしていく。

その為には、大企業よりの自民党に票を入れるべきかな?大企業に減税をしようといっている自民党に票を入れたら、内部留保に課税できないだろうし、TPPに入ってしまったら時短は出来ないし、賃金も下がるだろう。そして、AIにどんどん仕事が奪われる地獄が待っている。私達は地獄に行くべきだろうか、それても天国?僕は地獄よりも天国がいいな、悪い事していないもの。とジョークを飛ばして、終わり。

人々が安全バイアスに支配されている時は、不安があるからで、その不安を強化してしまうと、安全バイアスが強化されて逆効果なのだ。であるから、マスコミを通じて流れる偽りの安全ではなく、真の安全策を提示する事で不安を解消し、偽り安全バイアスから人々を解き放ち、その上で相手の政策の問題点を指摘すればいいのだ。そうすれば、TPPというサメから人々を救う事が出来る。