今から3年前の2012年12月、選挙で自民党が勝利し、安倍政権になって以来、体が重くて調子が出なくなった｡その理由が分かった。それは不安だ。人間が恐怖で緊張すると、脳内神経伝達物質のノルアドレナリンやコルチゾールが分泌され、緊急時に備え、交感神経を活性化させ、全身を「運動状態」に切り替えます。人が冷静でいられるのは大脳皮質の前頭前野が正常に働いている時であり、コルチゾールが分泌された状態では機能が停止してしまい、冷静ではいられなくなるのです。
緊張からくる不安や憂鬱と『コルチゾール』の関係
http://www.elimsn.com/sml/?p=489
交感神経が常にフル稼動している為、疲労が早い、また、交感神経が優位なので副交感神経が十分に機能せず寝ても疲れが取れない。冷静な判断力が失われ、思考能力が劣化する。この状態は、私が子供の頃、いじめで苦しんだ時と同じ症状だ。疲労と思考力の低下で、2013年から、このブログ記事の内容が劣化し始めた｡私は不安で仕方がなかった。その不安が私の能力を削っていった｡希望があれば、不安を抑え込む事が出来、体力も回復できる状態になったのだろうが、そうはならない。今も体が重い。
私の不安は、安倍政権のような悪い権力が台頭した時、日本社会があまりにも無抵抗な事をしっていたからだ。私がいじめられている時もそうだった。悪がのさばっても多くの人は傍観していた｡その傍観者こそ、私を最も不安にさせる存在であった｡もし、悪がいたとしても、それを皆が傍観しないのであれば、私は不安を感じる事はなかった｡だが、多くの人々が傍観を決め込み、投票率が50%台という低いレベルという事ならば、そこにどこに救いがあるのだろうか？全く救いというのものがないではないか。つまり、私の不安というのは、悪そのものではないのである。悪を傍観する人々こそが、私が最も恐れる者なのだ。
その傍観者を見るたびに、私は不安を強くしていった｡都合の悪い事態になると逃げるばかりで立ち向かおうとしない勇気のない人々、その人々を見るたびに私は不安に襲われた｡体が疲れ、思考力も下がっていった。子供時代に苦しんだからこそ、その不信感は根強い。だから、不安も大きい｡自分が勇気のない卑怯者だと自覚している人はどれだけいるのかと聞いても、彼らは仕方がないと言い訳をする事だろう｡そして、その言い訳を言っている間に悪がどんどん社会の秩序を乱していく、それでも彼らは黙っている。逃げるしかまるで能のないネズミか何かの小動物のように、彼らは逃げるという姿勢しか取れない｡文句を言う勇気も、自分が卑怯である自覚からも逃げる。
逃げても何もならない。極めて無意味だ｡だから、そういう無意味な事を自分はしないだけだ｡痛い時に痛いといわなかったら、相手が殴るのを辞めてくれるだろうか？そんな事ない。彼らはもっと殴るだろう｡だから、何をするべきか、自分の方向に振り向けられた拳をつかんで、止める事が第一だ。文句を言う事も大切だ｡黙っていたらどんどんつけ込まれる。同じ立場の仲間を集う事も大事だ｡孤立していたら狙われて潰される。みんなで文句を言い、みんなで集まり、みんなで悪に立ち向かう。それが私が子供時代に出来なかった事なのだ｡一人で文句を言い、孤立し、やられても逃げていた。戦っても勝てないから逃げていた。みんなが集まれば勝てる事は分かっているが、逃げる事しか頭にない人たちに、勇気を持てと言っても無駄である事は分かっていた。
彼らは解決法を聞いてくる。だが、それは全くおかしな事だ。解決法とは、みんなが勇気を持って過半数を確保する事なのだから。寄せ集まって、今の政権にNOと言えばいいだけの事。強いて解決法をあげるのならば、みんなで集まる事そのものなのだ。私がいじめられた時でも、集まる事さえ出来れば、それだけで解決できた筈だ｡でも、誰もが巻き添えになる事を恐れて逃げた｡みんながバラバラだったから悪がのさばる。それと同じなのだ。だから、集まればいい、そして文句を言う｡それだけで悪を威嚇でき、黙らせる事が出来る。その集団の力というものを、もっと理解するべきだと思う｡そうであってこそ、民主主義の意味が分かる。民主主義というのは、子供の頃にやった。「この指とまれ」という遊びに似ている。
消費税に反対の人、この指とまれ
戦争に反対の人、この指とまれ
そうやって集まって、わ〜と相手を威嚇する。それで戦いは終わる。歴史にもある。例えば、源頼朝は、何をしたかというと…
と言って鎌倉幕府を作り、政権交代をした。みんなの不満を代弁して、この指とまれといって集まった結果である。今は昔と違って、天下を取るのに戦争をする必要はない、この指とまれとSNSなどを使って集まって、選挙で投票すればOKだ。簡単だろ、この簡単な事をしないで政治が変わらないと言ったら、戦争をして命を懸けないと世の中を代えられなかったご先祖様の世代はなんというか、未来の者たちは、こんな簡単な事すらしないで世の中が変わらないと嘆いている｡何を考えているのか分からないと呆れられるであろう｡
