シャープは6月2日、新しい採光フィルムを発表した。外光がどの角度から入ってきても、部屋の中では一定の角度方向に光を向けることで、照明消費電力を4割削減することが可能という。
シャープ、液晶ディスプレイ技術を用いた“窓用採光フィルム”省エネに貢献
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150602_704994.html
通常は、窓から外光を入れようとすると、季節や天候、時間帯によってまぶしすぎるため、カーテンやブラインドで遮光する必要がある。しかし、そうなると部屋が暗くなるので昼間でも照明が必要であった。
シャープが開発したこのフィルムは、太陽の年周運動・日周運動を考慮した高度な光学設計を用いて、効率的に天井方向に光を取り込める。天井にあたった光は間接照明の様に室内に降り注ぐという。採光フィルムが太陽光の眩しさを抑え室内全体を明るくできるという。
シャープの検証では、年間でおよそ4割の照明電力の削減が可能とのこと。日本の全消費電力の16%は、照明に使われていると言われ、それが削減できるというのは、面白い。新しいタイプの採光フィルムカーテンが出来ると思った。現在はオフィス用とのことだが、このフィルムをブラインドのように設置して、必要なときに採光し、必要ではない時は巻き取って外の景色が見られるみたいな使い方ができると面白いなと思った。