SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

なぜ、ロボットのように従うのか?

社会を見回し、なぜ、ロボットのように従うのか?ロボットとは何なのか?ロボットと人間の違いとはなにか?と考えてみたところ、それは、問題意識ではないかと思った。

ロボットは課題を人間に与えられて、それを解決する方法も教えられて、その通りに動く、しかしながら人間は、問題を自分で探し、自分で解決方法を考え、実行する。

問題を自分で見つけ、解決する自立性が人間を人間たらしめている。しかし、多くの人が、この問題を見つける作業をメディアに依存している。つまり、予め、メディアに問題を提供してもらって、解決方法もメディアにおまかせである。つまり、そこに何らの自立性が無いため、ロボットと大差がないわけである。

情報が少なく自分で考えるウェイトが大きかった時代は、自分で考える習慣が自然に身につき、人間らしく考えることができていた。しかし、テレビを見るようになってからは、ニュースで問題を提供され、その提供された問題を専門家がもっともらしく解決方法を提示し、あたかも、それに従っていれば大丈夫だという感じになっている。

つまり、テレビという他人に問題を見つけてもらい、解決方法も教えてもらっているので、人は自立した考え方をしなくても良くなった。つまり、ここにロボット的な人間が生まれてしまう。

平日の24時間の内、労働時間、睡眠食事入浴を除くと、残った時間の殆どを日本人はテレビの視聴時間(5時間)に費やしているという。つまり、テレビを見る時間が、考えるべき時間を奪っている。そして、テレビの中で問題を与えられ、その解決方法も教えられ、それに従っていれば大丈夫だと思い込まされている。

24時間の内、本来考えるべき時間の大半をテレビの視聴時間が占拠しているため、私達は、自立した思考ができなくなり、ロボットのようになっているのだ。大事なのは、テレビを見る時間を削り、問題意識を持って考えるという習慣をつけることが大事だ。そうであってこそ、ロボットではなく人間といえよう。