SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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自信とはなにか

自信について考えてみた。

比較対象として、考えたのは、東大を卒業した知人と、自分の比較、

 自信のある人:東大を卒業した知人
 自信のない人:自分

自信のない自分は、失敗しそうになると、すぐに狼狽し、緊張状態に陥り、記憶力や判断力が低下し、疲れて果てて、よく失敗をする。
自信のある知人は、大抵のことを失敗しないし、それ故、とても落ち着いている。そして、非常に上手くやる。

このような状態を比較すると、彼ほどの有能な人間になると、大抵のことを失敗しない。目の前の大抵のことは解決可能な容易なことであり、驚くことも狼狽することもない。よって、非常に冷静かつリラックスして行動できる。それ故、基本能力を低下させること無く行動できる。それに対し、私は、それほど高い能力を持っておらないので、大抵のことは、失敗する可能性が高く、それ故、問題が簡単に生じ、それに対し、精神的に弱いので狼狽してしまい、すぐに緊張状態に陥る。その結果、ただでさえ低い能力が、さらに低下してしまうので、失敗する可能性が高い。即ち無能である。これが自信のない状態

これが体の中でどういうことが起きているのか、私が冷静さを失った時、体はストレスホルモンと言われるコルチゾールを出している。

 コルチゾール
 http://www2.ucatv.ne.jp/~kt-1180.moon/kaku_koumoku/coruti_zooru.html

0.無能、故に自信がない。(冷静さを失いやすい)
1.問題にぶつかり、精神が均衡を失う→ストレス状態へ
 (体が危険に対処するモードへ)
2.体がストレスを感じ副腎皮質からコルチゾールが分泌
3.コルチゾールにより、心拍数が増加、炎症と戦うためのホルモンが分泌、
 筋肉が硬直、免疫力低下、脂肪酸・ブドウ糖の血中レベル上昇(体が戦闘状態)
4.筋肉の硬直により乳酸が生じ短期間で疲労する。
 肩に力が入っている状態ですね。
 また、コルチゾールは脳の海馬にも影響し、記憶力も低下
  戦争で兵士が恐怖を強く感じると記憶力が低下する
  →体のストレスに対する防御反応と考えられる。
5.これにより、短時間で疲労し、記憶力の低下→判断力低下
6.基礎的な能力を短時間で失い、ただでさえ低い能力が更に低くなって失敗
7.苦手意識がさらに強化され、自信がなくなり、1に戻る。(悪循環)

つまり、自信のなさというのは、恐怖で緊張状態に陥りやすい状態であり、副腎からコルチゾールが分泌され、血圧の上昇、体の筋肉の硬直、脳の記憶力の低下など、体が危機対応モードになる為、短時間の内に体力を消耗してしまうのだ。それによって、自分の場合だと、ただでさえ少ない体力をコルチゾールが分泌されることで浪費してしまい、早い段階で疲労困憊してしまう。記憶力も失うため、ミスをしやすい。

 あなたの疲労の原因は?疲労の正体を見極めよう。
 http://www.setagayaku-hokencenter.or.jp/rest_body/method018.html

では、この自信の無さを解消する方法とは何であろうか、それはリラックスする考え方や手法を用いるべきといえる。私の場合、問題にぶつかると、非常に緊張する。苦手意識が強く、苦手意識そのものが緊張状態を作り出し、コルチゾールを分泌させ能力を低下させてしまう。まず、疲労を抑えるため、体の緊張をほぐし、肩の力を抜き、深呼吸をし心拍数を整える。そして、苦手意識そのものが、ただでさえ少ない能力をさらに低下させるので、そういう事を考えない。また、失敗すると批判してくる人間をイメージして動揺するようなことも考えない。悪いイメージは自分の少ない能力を、さらに減らすものとして、この危機的状況には不適切として考えず、目の前の状況に肩の力を抜いて深呼吸をし、わずかな力を最大限、振り絞れる体制に体を持っていき、集中する。

 ストレスに対する反応のタイプ
 http://www.hbi-salon.com/salon/utu-s2.htm

これにより、精神的な恐怖を抑え、コルチゾールの分泌を減らすことで、体力の温存、記憶力の低下を抑え、ミスをしにくい状態にする。また、自分の部屋にいるときなどは、アロマなど香料によって、体を鎮静させるという手もある。ラベンダーに、その効果(鎮静効果)があるらしい。(なんとなく、紅茶の香りでも落ち着く様な気がする)

 ラベンダーとは?
 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/lavender/

ただ、100円ショップに売っているアロマは、合成洗剤に香料を混ぜたものらしいので、それを体に吸引するのは、分解しにくそうなので、やめた方がいいと思う。できるだけ自然素材のアロマがオススメだ。高いけど。実際、ラベンダーのにおいをかぐと、記憶力が高くなる。(義姉が受験勉強の際にラベンダーをビンに入れていたのを思い出す。ビンを開けるとラベンダーの香りが広がる。子供の頃、興味のあるものは、物色していた。不思議なもの、よくわからないもの、意味不明なもの、そういうのを見つけては、蓋を開けてみたり分解してみたりしていた)

つまり、アロマや心の持ち方、呼吸、筋肉をほぐすなどして、精神と体を調和させ、リラックスすることで、体が最大のパフォーマンスが出せるように調整する。これが疲労を防ぎ、能力を最大化させる事になる。その結果、直面する問題にも対処できるようになり、最終的には自信の無さを解消することにつながっていくと考えられる。

つまり、自信の無さとは、直面する問題に対し、恐怖を感じやすい精神構造と、それによって生じるコルチゾール分泌→体内リソースの浪費、能力低下による失敗が、さらなる苦手意識の強化となり、より緊張しやすい状態になるという悪循環といえる。スランプなどで人が能力を発揮できなくなるのは、このためだ。筋肉が硬直したり、心拍数が上がるのは、物理戦闘に向いた体制であって、現在の知的労働には向いていない。ある意味、コレは原始人のためのモードであって現代人のためのものではない。つまり、自信がなくなると、恐怖によって人の体は原始人の戦闘モードになってしまうのだ。それが、現代の知的労働にはマッチせず、ストレスによって疲労困憊してしまう。そう言う不適切なモードのスイッチを押さないように、考え方を変えたり、深呼吸、肩の力を抜く、鎮静効果のあるものを使うなどして、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑制し、疲労や集中力低下を防ぎ、能力を最大化させることによって、自信がないという状況を克服する事が必要。

要するに自信というのは、感覚の一種であり、それに体のコンデションが引きずられるため、能力もそれに比例してしまう。だから、オバマが「Yes we can」といった時には、アメリカ人は自信に満ち溢れ、民意を結集できた。だが、その自信がなくなると、その自らの力を失う。重要なのは、いかに、その感覚を鼓舞できるかにある。それが出来ない状態を「自信がない」といい、それが出来る状態を「自信がある」いうのである。要するに、いかに「出来る」という感覚を持つかが重要。それが希望であり、意欲であり、やる気を生み出す。それを繰り返していくと、能力が引き出せるため、人は有能になっていき、出来る感覚を強くしていく、それが「自信がある」という状態なのである。

褒めるというのは、その「出来る感」を強くする事によって、能力を引き出すことである。しかし、現実に基づいて褒めないと、それは慢心や驕りとなり、油断という無能を生み出してしまう。また、油断した結果を褒めてしまうと、無能を正当化し、能力が伸びなくなってしまう。マスコミが選挙で負けた有権者に対し「有権者のバランス感覚は優れている」などと、褒めるのは、とても良くない行為で、誤った成功体験を抱かせ、責任は自己にないと錯覚してしまうのは困りもの。正しい批判と、正しい褒め方によって人は伸びる。また、可能性を全否定する報道もダメ、できることを出来ないかのように錯覚させて、能力を引き出させないという状況を生んでいる。脱原発は出来ないとか、自然エネルギーはダメだとか、そんなことはないのだ。アラブ首長国連邦の環境持続型先進学術都市マスダールシティのような事は、環境技術が優れている日本が本来するべきことなのだ。これはオイルマネーだから出来たとかいう人は数字を見てない。マスダールシティの総工費2兆円(200億ドル)程度、安倍が札刷って60兆円、株屋に放り投げている金を見れば出来るってことは分かる。株屋(投資家)というなんの役にもたたんドブに捨てるよりも、こういうところに使えばいいのだ。60兆円の内、2兆円使えばいいだけだから、出来るでしょ。ついでにアブダビの物価は、ビックマック価格だと日本と同じくらい。食料品などは日本より安いが、日本より高給取り多い国。アブダビの物価(UAEと検索)だから、日本でも2〜3兆円くらいでできるだろう。こういう事が日本は出来るんだと事実にもとづいて自国の技術を褒め称え、やる気を引き出し、出来る感を醸成していけば、「日本は駄目だ」と自信のない人も減っていく。まさに「Yes we can」なのだ。日本で一番ダメなのは、日本は駄目だと政治に苦手意識を持ち、有権者がマスコミの言いなりになって正しい決断が下せないこと。それ以外の能力(金、技術)は他の国に負けない優れたものを持っている。それを活かせば、経済成長は可能だ。しかし、マスコミの言いなりになっていれば搾取され、骨の髄までTPPで株主にしゃぶり尽くされる。

 法人企業統計(2012年)PDF 5ページ目
  配当金 :約14兆円(13兆9574億円)
  内部留保:約10兆円( 9兆8769億円)
  労働者の給与総額191兆円

マスダールシティのようなスマートな未来か、それとも、競争だ競争だとマスコミに煽り立てられて後進国並みの給与と高額な医療費で苦しみながら、それでも「仕方がない」と言って、我慢しながら生きるのか、日本はその分岐点に今、立っている。私は自信を持って、未来に向けて決断するべきだと進言したい。(マスコミの言いなりになってTPPが正しいと思ってはいけない、TPPは株主至上主義の徹底化による搾取協定に過ぎない)

 Welcome To Masdar City
 
 NHK BS1 世界のドキュメンタリー
 「マスダールシティの挑戦」
 再放送:3月18日(火)午後6:00〜6:50(要録画!)

 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/140310.html