SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

勘違いの壁

「方向性が間違っている時、いかなる努力も意味を成さない」そういう事を考えていると、美味いが行列のできないラーメン店という番組を見た。そこでの共通点は、人が来ない条件が何らかの形であった。しかし、そのどのラーメン店もこだわりが深く、一生懸命ラーメンを作っていることは映像や会話から分かる。だから、実力はあるのだ。ただ、マーケティングがダメ。

わかりにくい(知的障害
・芸術的なこだわりがわからない
・複雑すぎてわからない
たどりつけない(物理的障害)
・場所がわかりにくい

これを見ると、お客さんにとってラーメンが美味ければいいだけでなくて、そのラーメンを食べる過程も重要だということが分かる。大抵うまい店というのは、ソレを知っている人が、辿りつけなくても、時間を作ってやって来る。分かりにくくても、分かるメニューで注文するという感じで、そういう常連さんのお陰で、マーケティングが絶望的にダメでも、やってイケてる。しかし、ソレを出来るのは、分かっている客だけである。行列ができるのには、わからない人や辿りつけない人までも内包しなければいけないことが分かる。

つまり、分かりやすくて、いい場所に陣取る必要が有る。大抵こだわりが深くなると、こだわっていない他人のことが見えなくなる。問題はこの盲目から解き放たれるために、失敗例を分析することだ。共通するのは、ある種の絶壁があることだ。大半の人が乗り越えられない壁ができてしまっていて、その結果行列が出来ない。その壁がどのようなものか把握することが必要なのであるが、それは行動を分析することで分かる。

例えば、ツィートデモをやっているが、ホームページにアクセスする人が極端に少ない、恐らくツィート文を読んでも、コレはダメだと0.3秒後に判断してしまっている。つまり、最初から、見込みがないと思われている。企画及び文章が理解されていない。企画の持つ価値がラーメンの味だとすると、食べてみれば多分、美味いだろう。しかし、そこまで多くの人は、理解できないし、たどり着けない。それを理解するのは難しいのである。ツィートデモと名前を聞いても、過去に失敗した事例を思い出すだけで、そこでもうダメだと勝手に考えて、よく吟味などしない。しかし、それが現実なのだ。

そう言う意味では、昔Appleで失敗したMacCubeを思い出す。正方形の箱のようなMacで全然売れなかった。Cubeはその形から失敗したNeXTCubeのMac版だったが、見事に失敗した。MacCubeの失敗原因は、色々とこだわりのあるハードだったが、あらゆる市場に対して、中途半端な仕様の割に高価で場所を食う形だった。つまり、市場のニーズとミスマッチを起こしていた。ファンレスのCube自体は、エレガントで価値が合ったが、それは多くの人が理解できなかった。

つまり、価値を理解するのに認知の壁が生じていた。MacCubeは、それを突き破ることが出来なかった。その価値がわかりにくいものはヒットしないのである。特に過去に失敗したものと似ている場合、それと違うものだと説明するのには骨が折れる。ツィートデモの場合、過去のツィッターデモと、なにが違うのか分かりにくく、混同されて0.3秒で否定されてしまっているのだろう。

だから、違うということを説明するか、全く違うネーミングを考える以外にない。現状では、御用マスコミの拡散力で勝てるのは、ツィッターのようなソーシャルメディアを使うしかない。つまり、限られた選択肢の中で最善の選択をしているのだが、それが最善であることが多くの人が理解できない。ソレが問題なのだ。最善を最悪だと思ってしまうことこそが問題なのだが、その勘違いの壁をどう超えるかということ悩んでいるところなのだ。

何か、人が集まる価値がそこにないといけない。だが、それがクリエイト出来ない。手法そのものが正しいだけでは、ダメで、ソレが正しいことが皆がわからないとダメなのだ。美味いラーメン屋だけど、行列ができない店と同じである。多分、壁があるのだ。わかりにくかったり、場所が悪かったりする。場所はフォロワーの数であり、分かりやすさは、ブログページの記事やツィート文の分かりやすさかもしれない。要するにインターフェースの問題なのである。おそらく今のブログページでは、MS-DOS並に分かりにくく、殆どの人がGUI並みの表現力を欲している。1秒で価値の分かるネーミングと、分かりやすくビジュアライズされたブログページ、沢山のフォロワーにアクセスするために、多くの人の協力を仰ぐ事、それらすべてをやっても、まだ、恐らく多くのものが足りないという気の遠くなるような作業である。これを7月までやり続ける必要がある。