SKY NOTE

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日本の理想の未来を見据える

手塚治虫が亡くなってから、日本の理想の未来を描く人がいなくなってしまったように思える。今こそ、日本の未来を描く事が必要である。3.11以後、日本は放射能地震のみならず、TPPを始めとするアメリカの植民地政策など、ふんだり蹴ったりである。こういう時こそ未来を見据えなければいけない。

幸いなことに、日本は、他の国にはない技術がとても豊富に揃っており、それらを駆使すれば日本の未来は明るい。そういった技術をフルに活用すれば、日本は非常に先進的な社会を構築することが出来る。

二酸化炭素放射能も出さない自然エネルギー、藻を使ったバイオ石油、数千年持つコンクリート、鉄を上回る強度を持つプラスチック、発光効率の高いLED、レアメタルを使わない磁石、効率の良いモーター、効率の良い電源回路など、ありとあらゆる技術があり、それらを組み合わせると、エネルギー、資源を自給できる素晴らしい国が出来上がる。

また、食料も3.11以後の原発事故でおそらく国内の農地の1/4(120万ha)は、使用不能になったと考えられる。残りの350万haを使って、食料を自給することは可能である。そのためには、高収量作物を使い、部分的に二期作などをして土地を何倍にも活用する必要がある。特に大豆の需要は、そのほとんどが油の需要であり、油は藻で作ることで面積あたりの収量を100倍にすることが出来る。食料自給は、飼料米と藻を休耕田(推定75万ha)や耕作放棄地(推定28万ha)をフルに活用すれば可能だ。

エネルギー、資源、食料が自給できると、何ができるかというと、為替を無視できるのだ。つまり、アメリカを中心とする国際金融市場の不安定性から脱却できるのである。思えば、日本が落ち込みだしたのは、こういう為替や株などの金融経済が騒がれだした頃だったと思う。そういうものから脱却することで、アメリカの支配構造から脱却できる。また、これを世界に広めれば、戦争をする理由がなくなる。シンガポールを見れば分かる通り、人種や文化が違っていても、経済がしっかりしていれば、争いごとは避けられるのだ。金持ちケンカせずと言うが、正にその通りなのである。

日本の技術を結集すれば、それが出来る所まで来ている。だから、原発とか石油とか、そういう話からは脱却する時代が、もうすぐそこまで来ている。石油やウラン利権のある連中が日本を欲しがるのは、次の時代のエネルギーに関わる技術を日本が持っているからである。だから、日本が喉から手が出るほど欲しい。そういう意味でTPPを日本に飲ませて、日本企業を海外資本の下僕にすることで、それを達成しようとしているのだと思う。だが、3.11以後、それは通用しなくなった。なぜなら、私達は疑うことを覚えたから、そして、疑わないと自分たちが殺されることを理解し始めたからである。

私達の国を守り、そのことで、世界の人々に安心できる社会インフラを提供し、それによって世界の戦争をなくす。新自由主義による不安定な経済による不安な社会よりも、新しい技術による安定した安心できる社会こそ世界が望んでいるものである。そういう世界が望むものを日本は提供できるのである。世界の人々の幸せのため、私たちは、ここで負けてはならない。負けないで戦い、そして自律を勝ち取り、経済ではなく、テクノロジーによって世界を安定した幸福な社会にする事が今、必要なのです。それが日本が世界に求められていることです。