SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

脱原発デモに出て、新しい日本について想う。

1.シロアリに食いつぶされている今の日本

  • 今日は首相官邸前のデモに行ってきた。普通の人たちが集まって、声を上げるデモ、デモに行く中でふと思うことがあった。「この国には白アリがたかり過ぎている。なぜ、こうもシロアリが増えてしまったのか」と、まるで抵抗力の全くない体に細菌が増殖して、死にかけているようだ。実際、放射能汚染ひとつも満足に対処できず、さらに原発再稼働(大飯原発の耐震性能は1260ガル)によって、2500ガルクラスの地震{この8年間で2500ガル以上の地震が3回起きている}が原発周辺で起きれば国自体滅亡の危機に立たされている。それもこれも、国の中にシロアリが侵食しすぎているからだ。

2.シロアリを見つける事ができない情けない日本のジャーナリズム

  • シロアリを駆除するのにはどうしたら良いだろう。国自体を建て換え?!いやいや、恐らく、その国の建て換えの際に新たなシロアリが紛れ込むことだろう。それは根本的な対策にはならない。問題は、シロアリのような異物が入り込んでも、それを見つけ出して駆除する能力が低いことなのだ。つまり、体で言えば抵抗力が弱いからこそ、この国はダメになってしまっているのだ。そこで、免疫機能について考えてみると、今は、異物が入り込んでも全然探知できないのが問題なのだ。だからこそ、雑菌が体の中で繁殖し放題なのだ。本来は、そういう異物を探知する機能をジャーナリストが担っているのだが、そのジャーナリストが国際金融資本に支配されてしまい、また、異物を攻撃する免疫細胞に相当する司法も同様に支配されてしまっている状況から察すると、新たなジャーナリズムの必要性を感じる。つまり、国際金融資本に支配されないジャーナリズムの確立こそが日本を正常に保つために必要なことなのだと想う。

3.国のあるべき形をイメージし、この国巣食っているシロアリを否定する事が必要

  • そのためには、自分(の国)にとって不利益な存在、つまり、自分以外の存在に対して、きちんと識別できないといけない。それには、自分にとって良いことは何なのか分かっていないといけないので、自分の未来の明確なビジョンが必要になってくる。具体的には、この国がどうあるべきなのかを示す指標を作り、それと政治家の提案する政策と比較をして、区別し、選挙で不要なものは、除去することが必要である。つまり、自分にとって正しい道を明確に設定し、それと、他者を区別し、比較することで、自らのよって立つる所を定める力が、今の私の国に足りないことなのだ。これはジャーナリズムの貧困がもたらした悲劇であろう。

4.原発をつかっても経済はダメなまま...

  • その意味で、私は言いたい事が沢山あるのだが、それと同じ方向の意見を言っている人がいたので、それを紹介する。
  • 浜氏は、今の原発の技術水準を「魔法使いの弟子」に例える。魔法使いの弟子とは、魔法をかけることはできるけれども、それを解くことがデキない未熟者のことを指す。正にそのとおりで、実際、吐き出した放射能の後始末をきちんとデキない原発の現実を的確に批判している。
  • そして、原発を動かさないと経済が成り立たないという主張にも厳しく批判をしている。原発をフル稼動させないといけないといけない経済そのものがオカシイのだと、いくら原発を動かしてもシャッター通りシャッター通りのまま、変わることはないと痛烈に批判している。


5.原発を使わない新しい日本へ

  • そんなことをするよりも、その逆を行くべきだと浜氏は指摘する。そんな事言ったって現実が...という人もいるだろうが、技術的に見ても、浜氏の意見は正しいと私は見ている。浜氏の言っていることを実現する技術は既にあり、それを日本が国をあげて実施すれば、日本は、今のように不安や心配事が沢山ある国ではなくて、本当の意味で安心できる豊かな国にできると想う。少なくとも、それを実現する技術的裏付けはある。
  • 日本を安心できる国にするためには、外国からの影響を最小限にするために、自分の国で食料、資源、エネルギーを自給する必要がある。既にそれを実現する技術がある。ただし、それには従来産業を淘汰する必要がある。淘汰される企業が多く所属している経団連は、このことに反発しており、それは国際金融資本とも利害が一致するため、彼らは共謀して、日本を間違った方向に導こうとしている。それが原発再稼働であり、TPPであるのだ。しかし、日本はオールドエコノミーのためにあるのではなく、日本人のためにあるので、彼らを淘汰し、新しい道を進まなくてはいけないと想う。安心して生きる道は、それしかないと私は考える。
  • では、どのような技術で日本は自給自足が可能になるのか説明したい。

6.貿易立国はもうダメ、環境立国に移行するべき

  • これらにより日本は、食料、資源、エネルギーのほぼ90%を自給できることになり、相対的に輸出産業を必要としない体質にすることが出来る。そうすれば、海外との競争にあくせくすることもなく、同時に労働力も少なくて済むため、労働時間を減らしても国全体の経済が廻るようになる。そして、工業の規模が半減する為、エネルギーや資源の自給率が大幅に向上する。日本が輸出産業を必要としたのは、豊かな生活を支えるための物資の購入に外貨が必要だったからであり、その外貨が必要なければ、必ずしも輸出産業は必要ではない。上記の対策の究極の目的は、脱輸出産業である。輸出産業は円高によって儲からない産業になりつつ有る。既に日本は貿易赤字国になった。だから、輸出産業は外貨を得る手段にもなっていない、輸出産業は、もはや日本にとって盲腸も同然、いま、輸出産業がするべきことは、国内の自給産業に転換することなのである。そして、その自給技術を新幹線システムのように海外に販売する事で外貨を得る。

7.資源やエネルギーを自然から得る技術を輸出すれば世界が平和になる

  • その結果として、資源の獲得を目的とする中国との領土問題が解決し、晴れて日本は日米安保条約を破棄し、周辺国と平和条約を結び、憲法第9条を維持したまま、アメリカの呪縛から解き放たれることになる。

8.アメリカに隷属するよりも、個々の国が自主自立を目指す名誉ある世界市民になろう

  • アメリカはコレが面白くないからTPPをいれてISD条項によって日本を属国にしようと目論んでいる。だが、他国をそのように支配しようとした段階で、もはやアメリカという国の威信は終わっているのだ。そんなアメリカに忠義を尽くすことなどない。他国を奴隷にしようとするというのならば、我が国は敢然とそれを拒否する。なぜなら私たちは奴隷ではなく、日本国民なのだから。デモは日本人の自主自立の目覚めと言える。

9.世界が平和になって困るアメリカの軍事産業にとって日本の環境技術は脅威

  • 日本の技術力が、このまま行くと、アメリカ、あるいは、国際金融資本の覇権構造を破綻させてしまうレベルになってしまうため、彼らはどうしても日本を隷属させたい、そのためのTPPであり、原発再稼働なのだ。私達がするべきことは、コレにNOということである。なぜなら、資源を国内で自給できるのならば、世界は平和になる。世界が平和になってもらっては困るアメリカの軍事産業にとって、日本の技術力は脅威なのだ。

10.TPPや原発再稼働にNOといい、放射能やアメリカ隷属政治から脱却

  • 私達日本人が彼らにNOといい、毅然と立ち振る舞えば、世界の平和と安心できる社会が同時に実現できる。他国に隷属して奴隷になるか、それとも名誉ある世界市民として生きるか、どちらかを選べといえば、私は断然、後者を選ぶ。なぜなら、私は奴隷よりも名誉ある市民の方がいい。

11.奴隷になるよりも、名誉ある世界市民へ、それが日本の本来の姿

  • そして、それは、日本国憲法の精神なのだ。つまり、日本の意思である。私たちは、自分たちの本来の意識を取り戻し、毅然と振る舞う必要がある。そうしないと放射能に国土を汚染され、食料もエネルギーも自給できず、奴隷になってしまう危機に瀕しているのだ。だからこそ脱原発なのだ。

日本国憲法前文(一部抜粋 Wikipedia:日本国憲法前文

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。