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ヤマダ電機、1kWhあたり23円の太陽電池を取付工事費込みで153万円で発売

家電Watch:ヤマダ電機、普及価格「1kW=39万円台」のオリジナル太陽光発電システム
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20120309_517694.html

ヤマダ電機が、低価格な太陽電池システムを発売する。太陽電池のコストは、クロスポイントを迎えた。この3.84kWタイプ153万円という価格は、補助金なしで通常の電力料金と同じである。また、補助金や買取制度を併用すると、割安になります。太陽電池はもはや高い電力ではなくなりました。(この他にアパート向けの「9.6kWプラン」380万円も発売される。出力1kW当たりの価格は395,800円 )

製品スペック
 太陽電池パネル    :韓国S-ENERGY社製(240W×15枚 発電効率15.1%)
 パワーコンディショナー:オムロン
 モニター       :オムロン
 架台         :日本フォームサービス製
 保証         :システムに10年間、太陽電池モジュール出力保証25年間
 発売日        :2012年3月10日

政府は太陽電池を45円/kWhだと言っているが、このシステムは実質23.58円/kWhであり、約半分。(太陽電池の額を2倍に水増しして高いといっている政府の数値は、実態に即していません)この太陽電池は取付工事費込みで出力1kW当たりの価格は約398,400円(税・工事費込み)今回のものは3.84kWタイプなので398400×3.84=153万円(実質23.58円/kWh:経産省原発を維持するために、どれだけ国民に嘘を言ってきたかが分かる)

太陽電池の3.84kWタイプが、どれだけ発電できるかというと、日本の年間平均日照量が1000時間なので...

 3.84kW×1000時間=3840kWh(年間)

これに屋根の角度が30度、方角(南向き)とし、直流電流を交流電流に変換するインバーターの効率を90%とし、インバーターの寿命が10〜15年として、太陽電池の寿命が20年程度とすると、インバーターを1回は交換することになり、その値段が10万円程度とすると....

この太陽電池の想定発電量
 3840kWh×90%=3456kWh/年
 3456kWh×20年間=69120kWh/20年間

1kWあたりのコスト(総コストから発電量を割る)
 153万円+インバーター交換コスト10万円(10年後)=163万円(総コスト)
 163万円÷6万9120kWh=23.58円/kWh

東京電力が家庭用電力料金を1kWhあたり25〜26円に値上げすると言っているので、この23.58円は、十分割安である。10年後に交換するインバーターは、現在の価格を指標にしたものであり、10年後には5万円くらいになっているだろう。よって、実質1kWhあたり22.85円程度と見てもいいのかもしれない。しかも、地方自治体の太陽電池補助金や、高額な売電価格を考慮に入れると、電気料金は結果的に安くなる事が想定される。

地方自治体の補助金や、お得な電力買取制度もあるので、それらを併用すれば、通常の電気料金よりも安くなる。この太陽電池を設置して、省エネ家電を購入して、余剰電力を1kWあたり42円程度で買い取ってもらえれば、さらにお得である。

国の補助金(2012年3月30日まで1kWあたり4万8000円:ギリギリですな)
 http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/support/personal.html
 今回の太陽電池だと18万4320円/3.84kWが補助金です。

地方自治体の補助金
 各地方の補助金については、その地方ごとに違いますので調べてみてください。

売電価格
 余剰電力買取制度(2012年6月30日まで 1kWhあたり42円で余剰電力を買い取り)
 →再生可能エネルギー買取制度(2012年7月1日から 買取価格は???)

既に太陽電池は、補助金なしでも通常の電気料金と同じか、電気料金が値上げされれば、安くなります。補助金を入れれば、さらに安くなり、2012年7月1日から始まる再生可能エネルギー買取制度の買取価格が23円/kWh以上であれば、さらにお得です。車庫においたままで使わない車を買うよりかは、太陽電池を買った方がお得かもしれません。太陽電池は安くなりましたね。もう自然エネルギーが高いなんて時代は終わりました。