政府は、食品の暫定基準500ベクレル/kgを100ベクレル/kgに変更した。これは従来の基準の食品を1年間食べ続けると、年間5msvの被曝となるのに対し、今回の基準では年間1msvとなり、自然から受ける放射線量とだいたい同じ規模になる事になる。ただ、この基準が適用されるのが来年の4月からなので、それまでの間は、子供さんのいる家庭では、東北の土地や海でとれたものを食べない方がいいと思う。
低線量被曝の恐ろしいところは、低線量であっても長期間浴び続けると健康被害が生じるというもので、本当の被曝量は、放射線量×時間です。よって、低い線量であっても、油断はできない。
また、食品の産地偽装などが横行している関係から、高濃度の汚染食品が産地名を偽って出回っていることもあり、産地だけでは、食品の安全性が担保されているとは言えないのが現状です。例えば、海産物だと、東北沿岸でとれた魚でも、水揚げされた漁港を別の地域にすれば、合法的に産地を、切り替えることが出来るのだそうです。野菜も同様に福島から遠い産地を記す袋が大量に売れている事から、袋の詰替による偽装が行われているそうなので、これも問題です。では、来年の4月まで、どんなものを子供に食べさせればいいのかということになります。そこで考えましたのが東北では採れたり作られていない食品で構成した0ベクレル食品です。産地が外国や四国など、福島第一原発から遠く被曝量が少ない地域の作物を選定してみました。今日は、骨に蓄積すると言われているストロンチウム90を排出するためのカルシウムに関して、書きたいと思います。
カルシウムは骨の代謝を促進するので、骨に蓄積するストロンチウム90の害を軽減すると言われています。日本人はカルシウムの摂取量が少ないため、カルシウムを多く含む食材は積極的に摂るべきだと思います。牛乳など乳製品は、北海道など福島原発から遠い産地のものを選ぶべきだと思います。食材は外国や、東北の寒い地域では作れないものを選んでいます。油揚げ、豆腐、納豆など、大抵の大豆加工食品は、アメリカ産の大豆を使っているものとしています。
カルシウム摂取量
成人男子:650mg
成人女子:600mg
0〜5ヶ月:200〜300mg
6〜11ヶ月:250〜400mg
1〜2歳 :450/400mg(男子/女子)
3〜5歳 :600/550mg
6〜7歳 :600/650mg
8〜9歳 :700/800mg
10〜11歳:950mg
12〜14歳:1000/850mg
15〜17歳:1100/850mg
18〜29歳:900/700mg
カルシウム多く含む食材(100gあたり:放射能汚染が少ないと見られるもの)
インスタントラーメン:430mg
油揚げ:300mg
厚揚げ:240mg
カップ麺:190mg
みそ(豆味噌):150mg
豆腐(木綿):120mg
コーンスープ(粉末):120mg(液状のものは30mg)
ホットケーキ:110mg(使う牛乳は、北海道産など、福島から遠いもの)
みそ:100mg
おから:100mg
納豆:90mg
きんかん:80mg
レモン(全果):67mg
ピーナッツバター:47mg
豆腐(絹ごし):43mg
豆乳(調整豆乳) :31mg
摂りにくい栄養素はサプリメント、各栄養素の摂取量で参考にしたのは以下の本です。