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SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

最近のアニメってつまんねぇなぁ

エンターテインメント

秋葉原を歩いていて、「最近のアニメってつまんねぇなぁ」と思った。そんな事を思っていると、金曜ロードショーでルパンの劇場版の最初の作品の「ルパンVS複製人間」がやっていた。見ていて「面白れぇなぁ」と感じた。何重にも重なった予想外の展開、スケールのでかさ、ルパンという個性的なキャラクター(古い作品なのでちょうどよくあらすじを忘れている)

悪者キャラのマモーというキャラにもスケールや厚みがある。薄っぺらくない。とにかく、何重にも敵に策があり、なんていうか、その戦い方が知的、肉弾戦の力と力のぶつかり合いはワンパターンになりがちで面白くないんだけど。ルパンはそこが知的なところが面白い。それにアクションが加わって、面白いと言う感じ。

キャラクターの厚みの違いは、そのキャラクターに理念があって、それを実現するために幾重にも折り重なった策を巡らせている。そして、それと敵対する組織にもそれ相応の理想とか理念があって、そのぶつかり合いのスケールがでかい。そこへルパンが入ってくるところが面白い。

今のアニメの面白くないところは、キャラがこじんまりとまとまっている事、話のスケールも小さく、その舞台も学校の中とか一つの街の中とか、とても狭い。あと、知的な要素が弱いので、ストーリーに味がない。アクションもこじんまりとワンパターン。リアルさが足りない。悪も理念とか理想とかが明確でなく、忘れてしまうほど影が薄い。

また、今の作品と違って、悪の負の側面が深く描かれている。例えば、マモーの思想が優れたものを残し、愚者を滅ぼすところを自分のクローンにも適用しているところ、全人類を滅ぼすために核ミサイルを打ち込むシーンよりも不良品のマモーとルパンの会話の方が、マモーの理想の持つ負の側面を如実に表していた。こういう悪の持つ残虐性が今の作品には描かれていない。今の作品はせいぜいサイコパスが酷い殺人をする位であり、理念から生まれるスケールのでかい残虐性を描いていない。例えば、アメリカ、敵対するマモーを容赦なくミサイルや爆撃で木っ端みじんにしようとするが、そこにルパンや銭形も巻き込まれるところなんてのは、そういう強力な暴力が、それとは無関係の人間までも巻き添えにする要素を描いている。

ある意味、正義とは悪の残虐性を描く事で、そのアンチテーゼとして、正義の価値が見えてくるものなのだ。マモーのような発想がなぜダメなのかと言う事もこの作品は指摘している。今の社会ってマモーのような思想で出来ている。それで人々は不幸になっている。なぜダメなのかと言えば、マモーは、排除の論理の塊のようなものだから。自分のクローンですらも不良品と見なされれば平気で排除される。マモーの場合、そういう選ばれた優れたものを賢者の石の力を使って永遠に保つ事で自分が作り出した理想の世界を実現すると言う発想なのだが、その為に他の人類を抹殺していいという非常に傲慢で残虐な思想、それをルパンは、マモーを殺す事で終止符を打つ。最後に「やっと死ねたんだ」というセリフにマモーに対するルパンの考え方が示されている。つまり、マモーは生きるという退屈に苦しむ人間として描かれている。

ストーリーに奥深さと、正義と悪のコントラストがこれほど明快でスケールがでかく、アクションもスピード感があって面白いという作品は、最近の作品にはあまりに見られない。そして、悪が何重にも策を巡らせている賢い存在である事も大事。やっぱ悪は賢く強く強大でないとね。正義が倒し甲斐がないと言う感じ。ルパンのような作品がもうちょっと沢山あって欲しい。その種の作品としてゴルゴ13があるけど、もっと新しいタイプの作品が見たいとも感じる。

自分が認める悪役たち
悪は残虐でスケールがでかく、強大な力を持ち、その野望も壮大かつ傲慢でないといけません。

スターウォーズ 皇帝(ダークシディアス)
宇宙を支配するというそのスケールのでかさ、悪役はこうでなくはいけません。

007 オクトパシー
猫を抱いているスキンヘッドの不気味な富豪、サメで殺しちゃうところなんかは残虐です。悪役は残虐でないといけません。

スターウォーズ ダースベイダー
時に悪役は、威厳をもって正義を恐れさせなければいけません

ルパンVS複製人間のマモー
悪役は神のように傲慢でないといけません。

スーパーマン レックスルーサー
天才であり、優れた犯罪プランナーでもある。悪はその野望を実現する計画性も大事
 

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