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MITが太陽熱発電兼温水供給システムを発表

MITが太陽熱発電兼温水供給システムを発表
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110508/191602/

発電効率5%(将来的には10%も可能、さらに14%の可能性もある)
 ・従来は0.63%と非常に低かった。
・50度前後の温水が作れる
太陽電池に比べてコストが大幅に安い
 ・0.5ドル/w(40円/w:住宅用太陽電池の1/8である)
  (一般的な太陽電池:333円/w:3kwタイプ100万円)
・集熱式で熱を200〜300倍にする。

熱電変換素子は温度差が大きいと発電効率が上がる。そこでMITは三つの改善策をとった。
 
1.太陽光を吸収するフラットパネルを開発(太陽熱を200〜300倍に集める)温度差を確保
2.パネルをガラスの真空容器で包み熱損失を大幅に低減
3.高性能の熱電変換素素子を開発(性能指標ZT値:1.03と高いBiTe系熱電変換素子)
 
安くて高性能な太陽熱発電温水供給システムであるが、日本の住宅の小さな屋根にのせても、発電効率5%では、あまり電力は生み出せない。しかし、コストが安い事と、温水が手に入るのは冬場の温水(冷たい水を温めるより効率的)や暖房にはいい。また、発電効率が10〜14%になったら、電力も充分手に入り、温水も出来て、しかも、太陽電池よりも安いから、かなり有望であると感じる。住宅用としては、太陽電池よりも、この太陽熱システムの方がコストパフォーマンスの点から言って有望と感じる。
 
また、単純に集光型太陽電池の排熱に、この効率のいい熱電変換素子を使えば、発電効率が5%アップという事になるのかもしれない。もっと言えば、それが10〜14%になったら、集光型太陽電池発電効率40%が50〜54%になったりして、結構面白いかもしれない。