SKY NOTE

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日本の偽善者達、旧型報道機関を駆逐する術

どうして自分の国の政治家って無能なのだろうか?と思う。どの国にも政治家に文句を言う人が多いと思うが、外国の政治家に比べて、日本の政治家は特にレベルが低い様に見えるのは、なぜだろうか?アメリカのオバマ大統領を見たり、韓国の李明博大統領を見ても、実力のある人間が国の指導者になる。しかし、日本の場合、総理大臣はコロコロ代わり、代わっていくたびに、どんどん劣化していくような気がしてならない。この傾向が始まったのは、中曽根政権が終わってから顕著になったと思う。極めて短期間に指導者が代わり、まるで当番制の様に国の中枢がコロコロ変わる。喜ぶのは、指導者として素人の連中をサポートする名目で実権を握る官僚ばかり。そして、その官僚とつるんでる記者クラブ所属の報道機関。
 
政権交代によって、経済と政治の繋がりは弱くなった。だが同時に目に付くようになったのは、官報連合体だ。官僚と報道機関は癒着しているのだろう。極めてよく連動している。今のところチームワークは万全といったところだが、尖閣ビデオという伏兵が現れた。あれを見ると、YouTubeのような動画投稿サイト、つまり、ビジュアルがキーワードかもしれない。官僚と報道機関を分離する方法は、動画サイトから生まれるのかもしれない。現在の動画サイトの影響力は、まだまだ微々たるものだが、何か一つ、人々が毎日見るようなニュースを配信できれば、面白くなってくる。そういうニュースを配信する為にはお金が必要だ。つまり、映像と広告ビジネスの融合が、新しいメディアの創出に不可欠なのだ。そして、YouTubeをリモコン片手に見れる状態、つまり、GoogleTVやAppleTVのようなIPベースのテレビの普及が必要だ。ビジネスモデルと、それを見るメディア、この二つが融合した時、旧来のメディアに集中した情報という名の権力を突き崩す力が生まれる。旧来のメディア企業もそれに参入するだろうが、多くの参入者に門戸が開かれているので、今までのような独占は出来ない。
 
重要なのは、独占が生む恣意性をなくすことなのだ。競争状態を生む事で、情報の支配権がなくなる。誰もが良い情報に手軽にアクセスできる状態、それが良い指導者の選別に結びつき、日本の政治家のレベルを上げる。そのプロセスは以下の通りである。
 
1.広告とビデオの融合(収益モデルの確立→組織的活動が可能になる)
2.GoogleTVやAppleTVの普及(収益の拡大)
3.複数のメディアに因る激烈な競争状態が生む情報の多様性多様性
4.多様性が生む進化(情報サービスの進化)
5.新しいメディアの影響力で選挙制度改革、議員定数削減、任期の固定化が行われる。
6.正しい情報が増えて優秀な人材を選別できる状態が生まれる。
7.無能政治からの脱却
 
日本社会というのは、社会全体で癒着する事によって多様性を排除している。ある意味、近親交配状態を何度も行う事によって、志というDNAがどんどん劣化していっているように感じる。この癒着構造を排除し、多様性を生み、その多様性が進化に結びつくように規制緩和をしなければいけない。その為には、利権がどこにあり、それをどのように否定すればいいかという事を具体的にアドバイスする報道機関が必要だ。しかし、現在のところ、そういう誠実な報道機関が見つからない。むしろ、利権の問題をうやむやにし、問題が起こると、他の問題にいつのまにかスイッチしてしまうような報道機関ばかりで、国民の真の味方といえるような報道機関は存在しないのではないかと思う。そういう事が出来るのは、役人と癒着している方が、楽に情報が手に入り、その情報で飯を食ってられる状況があるからだ。だから、そういう事をしても飯を食えない状態にする事が大事なのだ。癒着しても飯が食えなくなる状態とは、競争者の存在、しかも、外国のハッキリモノを言う連中を輸入するのが一番いい。その一番の近道は、GoogleTVやAppleTVであり、広告と動画による新たなビジネスモデルというワケだ。そして、当然の事ながら、日本独特の記者クラブ制度という情報独占制度は潰さなければいけない。こんなシステムがある事自体、民主国家として恥だ。