SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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民放テレビ局のネット批判に対する違和感とiPad

多少複雑な考えができる人間は、日本の民放テレビの短絡的な報道に違和感を覚える。例えば、人が意見を変えたらすぐに「ブレる」と言って批判するのだが、テレビ局自体が視聴率を得る為に、立場を豹変させている姿をいつも見ているので、むしろ冷笑的にその様子を見ている。
 
自分達は立場を豹変させても批判されないのに、政治家が立場を変えると言い出したら、その変わった理由を説明する事もなく、ただ変わった事自体を切り取って洪水のように批判する。その様子は、集団ヒステリーを起こして世論操作をしているようにも見える。
 
自分達がネットで批判されるようになると、今度はネットを悪者扱いするのだが、それはナンセンスである。ネットは通信手法の一つに過ぎない、いわば、21世紀の電話だ。電話が悪い事に使われているから、電話はダメだと言って規制するのは、誰もが馬鹿げていると思う。電話で犯罪ができるから、政府が特定の通信を盗聴して、罪に問えるようにしようと言い出したら、誰もが反対するだろう。憲法違反だとね。
 
それは電話が市民権を得て認知され、誰もが電話とは何か知っているから、でもネットは違う。ネットが何か知らない人も沢山いるから、何か特別なものだと勘違いし、その特別なものを規制してもよいと考えてしまう。しかし、そういう無知な時代も、iPadで終わりだ。ネットが市民権を得られていないのは、パソコンが高齢者に使えなかったから、でも、それが使えるようになってくれば、ネットも電話のように市民権を得るようになってくるだろう。
 
99歳の老婆がiPadを使っている様 (ネットは使っていないがタイピングをしている)

 
ただ、それまでには多少時間がかかる。あと10年はかかると思う。その間、ワケのわからない規制を言い出す連中を封じ込めておけば、ネットは市民権を得て、人々の無知につけ込んで規制しようとする人間もなりを潜めるだろう。新しいものはいつの世も批判される。だが、ある程度時間が経てば、やがて市民権を得て、普通に使えるようになる。昔はコミックはそれ自体が悪書だったが、今は違うでしょ。それと同じ。
 
古い世代は常に新しいものを弾圧するけど、その弾圧も長くは続かない。必ずタイムリミットがある。そう考えると、ネットを一生懸命規制しようとしている連中が恐れるのは、実はiPadのような使いやすい端末が普及する事ではないかと思う。ネットを使う人達が限られた世代ではなく、全ての世代に及べば、多数決で規制されなくなる時代が必ず来る。私は、そういう時代が来る事を楽しみにしている。