SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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悲観すると頭が悪くなる

脳科学者によれば、「脳は快感を求める器官」だという。つまり、脳にとって不快な事をすれば、脳は拒否する。つまり、忘れたり、機転が利かなかったりすのだ。逆に言えば、脳に快感を与え続ければ、よく覚え、よく気がつくと言う事になる。だから、悲観的に物事を考える事は能力を低くしてしまう行為であり、自分をダメにしてしまう。
 
楽観的に考えることで、脳に快感を与え、能力を高く保つ事が、結果として成功に導く。
 
また、結果が出ない時、自分を責めるのではなく、「大変な事を自分はよく頑張った。偉いぞ」とねぎらい、褒める事で脳に快感を与え、継続を促すようにする。思えば、そういう事は、子供にはよくしていた。なぜなら、子供が結果が出なくてシュンとしていると、わたしは子供の心が折れそうに見えるので、つい励ましてやりたくなるからだ。でも、それって、脳に良かったんだなと思うと、わたしは子供にいい事をしていたんだなと思った。
 
励ましも、嘘っぽくてはダメだが、心からの思いがこもっていれば、それは素直に通じる。それが嘘っぽくならないかは日頃の行いによるのだ。なぜならば、日頃の行いが悪いと、普通と違う対応は不自然に思われ、大人の下心が見透かされてしまう。だが、本当に真心で子供に接していれば、その励ましは、本心から言っているのだと子供は信じる事が出来る。だから、単に褒めるだけでなく、日頃の行いに嘘がなかったり、苦しんでいる人間を励まそうと言う思いやりのある人間かどうかで、励ましを信じてもらえるかが決まってくるのだ。
 
優しいと言う事が本当に優しいと思えるのは、そういう事をいかに日頃からやっているかどうかである。その人らしい言葉であれば、それは素直に通じるのだ。そうやって、自分を偽らずに励ますのであれば、自分は自分を信じる事が出来、それが心の報酬となって自分に響き、快感となって、継続を促す。その快感を得る為に脳が頑張るのがやる気だとすれば、やる気とは自分に対して優しく誠実で褒め上手である事だろう。それは既に自分が子供にしていたのに自分にはしていなかった。そう、既にやる気の原形をわたしは持っていたのだ。ただ、それを自分にはしていなかっただけで。思えば、私は他人を頑張らせるのは上手かった。なのに自分はなぜ、上手くいかないんだろうと思ったが、多分、それは他人にはガッツがあるのだと思っていた。しかし、そのガッツを励まし勇気づけたりして、私自身が他人に与えていたとは思わなかった。
 
よって、苦しい時ほど、自分を責めるのではなく、励まし、苦しい事を頑張っている自分を褒めて心が折れないようにしよう。そうすることが継続とやる気を生み、それが結果としては苦難を乗り越える力となるだろう。脳科学の先生の話と、自分が子供にしていた事を思い出して、そう思った。