SKY NOTE

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CXロケットや京速のスーパーコンピューターは廃止されて当然だった

GXロケットエンジンの開発は失敗続きで、元々の設計コンセプトがまずかったようだ。また、京速のスーパーコンピューターについても、やはり、払う額に対して性能が充分でなく、(2桁足りない:価格性能比が1/4001/13という超低性能)1000億1100億以上払うのならば、10ペタではなく、4エクサ130ペタでないとダメだ。だから、無駄遣いと言われても仕方がないプロジェクトだったと言える。共通するのは、基本設計のマズさだ。基礎設計において、これらは性能の安定性やコストパフォーマンスが充分でないものだった。今回のプロジェクトは廃止されて当然のプロジェクトであり、それをもって日本の科学技術政策うんぬんと言う代物ではない。元々ダメなプロジェクトだったのだから、当然切り捨てるべきものだった。財政難の中これら無駄遣いプロジェクトが停止されたのは、いい事だと思う。むしろ、そういうダメなプロジェクトを廃止して、良いプロジェクトに回す方がいい。
 
スーパーコンピューターは、もっとコスト効率のいいスーパーコンピューターや、OpenCLに特化し、超並列でTSV(貫通電極)やMRAMを使った超強力なチップを作った方がいい。OpenCLに特化すると言うのは、これから、この分野のプロセッサスペックが重要になってくるからだ。インテルNVIDIAなどに独占禁止法に抵触する事を覚悟で圧力をかけてきているのは、時代がCPUではなく、GPU側に流れているからだ。だから、日本のキーデバイスにGPUがないのは問題だ。国の総力を挙げてやるプロジェクトとするならば、それくらいのものが欲しい。逆に言えば、GPUのいいものが作れれば、インテルのような地位を日本のメーカーが獲得出来るチャンスもあるのだ。この潮目の変化はGPUメーカーのみならず、日本メーカーにとっても千載一遇のチャンスなのである。それをダメなプロジェクトの為に予算を使い、みすみす、このチャンスを逃すのは、あまりにももったいないと思う。ダメプロジェクトは廃止しても、誰も損はしない。むしろ、有益なプロジェクトに予算が回せるのでいい事なのだ。