Blue Mars要求スペック
Windows
CPU Core2Duo 2GHz以上
RAM 2GB(XP) 4GB(vista)
Geforce 9600以上(シェーダー数32個以上:NVIDIAの場合)
VRAM 512MB以上
これに該当するMacは、最上位のiMac/MacBook Proだ。いかに高いスペックを必要としているかが分かる。しかし、来年になるとION2プラットフォームになり、Mac miniでもメモリを増設すれば条件を満たすようになるだろう。ただし、立体表示まで考えると2011年のMac miniという事になる。
次世代メタバースに必要なMacのスペック(BlueMars)
2010年5月のMac mini
Core2Duo 2.5GHz
RAM 4GB(VRAM 512MB)
ION2 (シェーダー数32個:NVIDIAの場合)
3Dメタバースに必要なMacの予想スペック
2011年の5月のMac mini
CPU Core2Quad 2GHz以上
RAM 8GB
ION3 ?(シェーダー数64個?:NVIDIAの場合)
VRAM:1GB(CPUのメモリと共有しない)
- BlueMars
次世代メタバースは、システムに要求するスペックが大きいので、当然メモリは4GB以上必要になる。その結果、Windowsの64bit化が推し進められるようになる。Macの場合、既に内部的に64bitになっていて、別に購入する必要がないのだが、Windowsの場合パッケージが別なので、メタバースを指向している人ならば、64bit版を購入しておこう。ハードの性能は、最低でも年末に登場するといわれているION2クラスの性能が必要であり、またメモリも4GBに増設するのは当たり前といったところだろう。恐らく、立体表示にする場合は、さらにGPUに1.5〜2倍近い処理スピードとVRAM容量が必要になってくるだろう。未確認情報によれば、Second LifeもVer.2.0が出るらしく、そのサンプル映像を見てみると、だいたいBlueMarsと同等の画質なので、要求スペックも大体同じだろう。こういうのを3Dにしようとすると、DVI端子では出力スピードが足りないので、来年出ると言われているDisplayport 1.2やHDMI 1.4に準拠した120Hz 表示可能なモニタが必要になってくる。あとメガネも。当然、それに対応したビデオカードやPCも必要だ。
- Second Life 2.0
私はメタバースというのは3D化とヘッドセットとワイヤレスマウス(MagicMouseやWiiコントローラー)で一つの完成形となると思う。キーボードを使わず、ワイヤレスで喋ったり、移動したりできて、しかも、それがキレイな立体映像で出来ているのであれば、それは一つの空気を持った世界がだと考えている。今までは空気がなかったから空間としては半人前だった。空気がある事で場が完成するのだ。
それと要求されるスペックの一つにBluetooth 3.0も付け加えよう。今までのワイヤレスヘッドセットは音声を圧縮していた為、遅延やノイズが生じていた。しかし、来年登場するBluetooth 3.0になると、圧縮しなくても良くなる為、遅延やノイズが減るだろう。会話において遅延が生じるのは良くない。テンポがずれると、会話としては未完成なので、そういう意味でBluetooth 3.0は重要だ。多分、USB2にBluetooth 3.0のレシーバーを付ければ対応できるようになるだろう。
2011年の私の予想するメタバース
- さてメタバースに入ろう、立体メガネとBluetooth 3.0対応のレシーバーを付けて、120Hz表示が可能な液晶モニタを眺める。リアルなCGの都市の中で自然な会話が成立している。CGの質が上がったので、ビックカメラのような量販店がバーチャル出店するようになった。通常の通信販売との違いは、商品の説明をしてくれる店員のアバターがいる事だ。また、わざわざお店に行かなくてもいいので手軽にこれる事もポイントだ。メーカーは、商品を開発すると360度表示の出来る立体サンプル画像も用意するようになっていて、店員が商品を回しながら説明している。
- 喫茶店に入ろう。店内はインターネットラジオの音が鳴り響く、キレイでしゃれた喫茶店だ。ここで友達と待ち合わせをしている。お〜きたきた。殆ど現実の喫茶店と同じ状態だ。音声はSkypeで転送されて、いくら喋っても無料である。他の人に聞こえないようにフレンド通話設定にする。特定の友達以外には、音声が漏れない仕組みだ。話をしながらメタバースの中でインターネットを呼び出して調べものをしたり、自分のサーバを呼び出して、ビデオを一緒に見たりできる。映画館に行くと、最新3D映画が上映されており、有料で見れる。友達と映画に行く事の良さは、後で映画の感想を言いながら盛り上がれる事だ。しかも実際に行くのではなく、自分の部屋でそれが実現できる事がポイント。アバターが普通であれば、寝転がって片手でコントローラーを動かして話をしていても特に問題がない。延々と喋っても、電話料金はかからないので、電話よりも便利だ。
- 殆ど、実際に会って話す事と同等の事が出来てしまう為、移動する必要がない。しかも交通費など、お金のかかる部分が少ない。よって、非常にリーズナブルに人とコミュニケーションがとれる。会って話が出来て楽しめる。そういう楽しい世界であると予想する。