SKY NOTE

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JPEG2000が蘇るかもしれない

Chromeの戦略を分析していている中でJPEG2000が必要になって来る可能性がある。
 
JPEG2000がメジャーになれなかったのは、ブラウザのメジャーバージョンアップがここ久しく途絶え、サポートしているブラウザがなかった事と、その間にハードディスクの容量が増えた事による、圧縮率の高さがメリットとして浮き上がってこなかったから。そして、マイクロソフトがサポートしなかったからと言える。
 
JPEG2000が普及しなかったのは、以下の理由があった。
1.ブラウザのサポートの欠如:ブラウザがあまりバージョンアップされなかった
 →ブラウザ戦争が復活
  (現在でもQuickTimeをインストールすれば全てのブラザで表示可能)
2.市場を支配しているマイクロソフトのサポートの欠如
 →Googleの台頭
3.ハードディスクの大容量化による容量ニーズの減少
 →Flashによる容量の低下で容量ニーズが復活
4.処理負荷が大きく使い辛い。
 →OpenCLなどの技術で使いやすさは向上する
 
Googleの立場から察すると、JPEG2000は標準規格として申し分がない。まず、レイヤーがサポートされているし、マスク処理も出来る。不可逆ではJPEGよりも圧縮率が高く、ブロックノイズが皆無で画質もよい。そして何よりマイクロソフトの技術を使わなくていい。容量が少なくて済むのでFlashMemoryを搭載したハードとの親和性もよい。Googleは、JPEG XRやpsdファイルなど、特定の企業のフォーマットを使うのは避けたいはずだ。電子ブックを作るとき、特に写真集の様なものの場合、JPEG2000の方が高画質で少ない容量で済む、これはGoogleにとって、サーバ負荷の低減、ChromeOS端末にとっては、FlashMemory領域の節約という形で効いて来る。
 
総合的に考えてJPEG2000が復活すると考える訳だ。