SKY NOTE

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P2P技術でテレビが見られるソフトKeyHoleTV

WindowsでもMacでもテレビが見られる。(画質悪いけど、ながら見には十分)
 
http://www.v2p.jp/video/
 
P2Pで配信する形式のテレビ視聴ソフトです。ですので、ユーザーが増えても、P2P配信で耐えられると考えられます。たまに音が途切れたり、電波放送のテレビに比べて若干の遅延があります。
 
画質が悪いですが、ニュースを見るには十分です。家は未だに液晶テレビではないので、ブラウン管テレビを使わない分だけ、このソフトで節電になっています。このテレビの難点は、チャンネル切り替えが少々、まどろこっしいこと、いつも見るチャンネルに絞り込める様にして欲しいです。
 
ワイドモニタだとインターネットとテレビを同時に見れて快適に使えると思います。家は1280*1024ドットですが、若干インターネットが狭くて使いにくい。
 
このソフトが証明している事は、放送サービスがP2Pネットワークで可能だという事。つまり、将来的にこういった配信モデルが普及すれば、地デジに移行なんてしないでよく、パソコンにこういった配信ソフトをインストールすれば、地デジの為に高いコストを支払わなくても良い。
 
そういう意味では、ハッキリ言って政府が発表している地デジ支援は、無駄だと思う。現在はまだ画質が悪いが、通信速度が高くなれば画質が向上する。P2P配信がどれだけプロバイダーに負荷を与えるかという問題になるが、既にYouTubeが利用されている以上、それほど問題にはならないかもしれない。むしろ、同じコンテンツを同時に配信するという意味では、キャッシュ効率がいい配信が可能となる為、それほど中継回線の負荷は大きなものにならないのかもしれない。こういったP2P配信ソフトとIPマルチキャスト技術が組み合わされば、電波放送は終わり、ネット配信に切り替わるかもしれない。
 
ちなみに現在のADSLの通信帯域(4Mbps位)でも普通のアナログテレビくらいの画質ならば、十分配信できる帯域幅を持っている。OpenCLの動きのようにビデオチップを有効に活用する技術で高圧縮コーデックを軽々と再生できる様になれば、ハイビジョンクラスの画像をP2P配信する事も可能だ。
 
現在、メジャーなビデオ圧縮技術の中で最もコンパクトなのはFLV動画(YouTube)だ。YouTubeの動画は低画質だと思われているが、実際には高画質だ。YouTubeが配信しているビデオが200~320kbps位なので画質が悪く感じるだけで、帯域幅を上げれば非常に高画質だ。しかし、再生時のCPU負荷が重い。

FLV動画
普通のテレビ:1Mbps(高画質な表示:普通のアナログテレビ程度 640×480)
 2011年にはYouTubeの普通の動画がこの帯域に達するだろう。
ハイビジョン:3Mbps(1280×720:普通のハイビジョン画質)
 2013年にはYouTubeの普通の動画がこの帯域に達するだろう。
フルHD   :6Mbps(1920×1080:高画質なハイビジョン画質)
 2015年にはYouTubeの普通の動画がこの帯域に達するだろう。
 
既にネットワーク帯域ではADSLで実現できており、問題は、高圧縮コーデック(FLV)を再生できる処理能力のあるパソコンの普及、もっと言えば、ビデオチップで動画を再生するソフト技術の普及が必要だと言うべきだろう。そういう意味で6月に開催されるWWDC 2009でAppleOpenCL関連の発表をするか注目される。
 
これがいい出来のものだったら、テレビを見るスタイルが変わるインパクトを持っている。テレビはネットで見る時代が本格的に訪れるだろう。