2018年4コア8スレッド、メモリはDDR4
現在のメインのプロセッサは4コア8スレッド、14nmプロセス、メモリはDDR4のデュアルチャンネル
・DDR4/2400×2=38.4GB/s÷4コア=1コア辺り9.6GB/s
・ZEN 4コア/8スレッド:105平方mm(14nmプロセス)
・VEGA 704コア:105平方mm(14nmプロセス)
2019年に8コア、メモリはDDR5
DDR5メモリが来年の後半に登場すると言う事なので、長らくメインストリームのプロセッサが4コアだったのが、来年には8コアになりそうだ。7nm世代のプロセッサのメインは8コア、主役はIntelではなくZen2を引っさげて気勢を吐くAMDといったところか、1コア辺りのパフォーマンスが30%程度向上すると言う事なので、コア数倍増と30%向上でパフォーマンスは2.6倍に達する。2019年は、プロセッサ性能が大幅向上の年になりそうだ。
・ZEN 8コア/16スレッド:52.5平方mm(7nmプロセス)
・DDR5/4800×2=76.8GB/s
・VEGA 2048コア:76.4平方mm(7nmプロセス)
・HBM2×1=250GB/s
2020年には16コア、メモリはHBM3+DDR5
2019年は、TSMCが5nmプロセスのリスク生産に入ると言う事なので、5nmプロセスが本格化するのは2020年ごろ、そのプロセスだとプロセッサの数は16個になっている。しかし、この水準だとDDR5だとメモリ帯域幅が足りなくなるので、メインメモリは、HBM3メモリとDDR5メモリが併用される。
メモリ合計帯域幅:585.3B/s
・HBM3×1=500GB/s
・DDR5/5333×2=85.3GB/s
・CPU16コア×9.6GB=153.6GB/s
・ZEN 16コア/32スレッド:52.5平方mm(5nmプロセス)
・GPU4000コア:必要帯域幅:440GB/s
・VEGA 4096コア:76.4平方mm(5nmプロセス)
今後2年の間にCPUのプロセッサコアは、4倍になり、GPUの処理能力は6倍近くになる公算が高い。久しぶりにコンピューターが大幅スペックアップする。この時期以前のマシンが時代遅れになるだろう。プロセッサの性能が4〜5倍になるので、より負荷の高い処理もクライアントマシンに任せられるようになり、OSのAI機能が強化されて、音声認識や自動読み上げの精度が向上し、コンピューターと会話しながら操作する時代が、もうすぐ来るだろう。しかも3Dグラフィックの性能も6倍くらい大幅に向上する。4K60Hzの3DGraphicsがレイトレで処理できるとなれば、かなり、リアルな映像になると思う。人間の目の解像度は中心視野で1度あたり60pixelなので、大体、モニタにつかう視野角が60度程度だとすると、3600pixelあれば、人間の目の解像度と同じ、しかも、レイトレで自然な反射もシミュレートできるとなれば、この水準のプロセッサが、モニタの視野角程度ならば、人間の目の解像度に匹敵する画質の3D映像を描画できる事を意味する。そうなると、2020年のコンピューターは声で操作でき、同時に、その画面にあらわれる3Dキャラは、完全にリアルな3D映像と言うレベルに引き上げる事が理屈の上では可能と言う事になる。