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豊洲市場、地下水から環境基準の最大79倍のベンゼン検出

豊洲市場の地下水で環境基準の最大79倍の発ガン物質で揮発性のあるベンゼンが検出された。

 

 豊洲市場】地下水から環境基準の最大79倍のベンゼン検出 移転判断に影響か

 

1月14日発表の敷地内の201ヶ所の地下水モニタリングの結果、うち72ヶ所で環境基準を上回る有毒物質が検出された。その内訳は以下の通り。

 

今回の地下水モニタリング検査の結果(9回目)

ベンゼン(環境基準0.01mg/ℓ) 35カ所 最大0.79mg/ℓ 基準の79倍
ヒ素(環境基準0.01mg/ℓ) 20カ所 最大0.038mg/ℓ 基準の38倍

・シアン(環境基準不検出) 39カ所 最大1.2mg/ℓ

 

今回の調査は9回目という事だが、都知事が代わった途端に、有毒物質が検出されたというのは、非常に不可解、しかも、今回は業者を変えたのだという。以前の調査をした業者の虚偽の検査、またはサボタージュの疑いが出てきている。もっと言うと最初から移転ありきで癒着していたのではないかという疑いすら生じる。どうして、そういう疑いを持つかというと、元々豊洲の土地は東京ガスのガス精製工場跡地で非常に汚染されていた。石炭から抽出するガスの不純物であるベンゼン、シアン、ヒ素など様々な有毒物質が地中に染み込んでいた。以下の図は土壌調査の図

f:id:skymouse:20170119014443g:plain

こんな汚染地をたった2m程度掘ったくらいで、汚染土壌が完全に除去できるはずがない、しかも、豊洲は埋め立て地で地下水が多く、汚染物質が地下水に溶け込んでいても何らおかしくない状況。それが今までの7回の検査で環境基準をクリアしていたという方がおかしい。過去の7回の業者をググッて見ると、以下のサイトが見つかりました。このサイトの記事に過去の調査をしたとされる3社が記されています。

 

 豊洲市場地下水の調査会社はどこ?共産党が小池都知事に公開を要請した!

 http://remon.xn--u9jwcwdulia6bt1d0281m.asia/entry/2017/01/16/191307

 

1.日水コン(豊洲市場の地下水管理会社でもあり、管理会社とチェック業者が同一なのは問題)

2.ユーロフィン日本環境株式会社

3.株式会社産業分析センター

 

尚、過去に検査をした業者には、取材を申し込んでも応じなかったのに対し、今回、新しく検査した業者は、マスコミの取材に応じているとの事。そういう意味では、新しく検査した業者の方が信頼できそう。2017.1.20追記

 

どうやら、この3社のようです。まだ東京都は、業者名は公開しておらず、文書も黒塗りのノリ弁状態との事、恐らく批判されるような内容が書かれているのでしょう。日水コンのように管理会社とチェック業者が同じという内容は、黒塗りノリ弁にしておかないと困る人が出てきそうな内容にも思えます。もし、この内容が本当だったとすると、業者の選定そのものが茶番ではなかったのかという疑いが生じます。つまり、東京都民は、虚偽の環境調査で安全とされた土地に作られた市場の食品を食べるという事だったみたいです。これは、非常に問題のある事態です。豊洲移転は、もはや絶望的でしょう。なぜ、こんな汚染土壌てんこ盛りの土地に市場を作りたかったのかというのは、要するに築地市場が銀座に近い為、そこから市場を追い出して、再開発をしようという計画があるようなのです。つまり、汚染された東京ガスの跡地に市場を移して、銀座に近い築地跡地の再開発利権を貪ろうとしたようです。でも予想外に汚染が酷かったようで、現状に至っているようです。恐らく、東京都議会の連中にも都民に謝らなければいけない連中が沢山いるのではないかと思います。都議選では、そういう判断をした自民党議員には、都民は怒りの鉄槌を下すべきではないかと思います。