SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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「勝つ」事よりもまず「やる」事を考える。

自転車で走りながら考え事をしていて、勝つという事について考えてみた。私は生まれてこの方、勝った事がない。正しい事はあっても勝った事がない。なので、いまいち勝った事のない私としては、勝つ事に対してはネガティブであり、勝とうとすれば、必ず負けしかないのである。勝とうと思って何かをやっても、負けるイメージがちらついて、それで嫌になって辞めてしまう。これを負け犬根性というのだが、正しくその通りなのである。

しかし、勝つ為には努力が必要である。だが、勝つという目的を設定すると、負ける事は否定の対象になる。だが、現実的に見ると負けるのである。私のように腕力の無い人間が、何らかの成果を引き出す為には、必ず工夫が必要なのだ。つまり、作戦が必要。その策も何もない状態では、まず腕力で押し切られて負ける。努力+策でやっと人並み、それが私の実力なのだ。努力も体力があってのものであり、その体力の無い人間の努力などは、世間から見ればゴミみたいなものだ。だからこそ結果を出す作戦が必ず必要。

しかし、困難な壁にぶつかる時、大体は、壁を突き抜ける方法すら分からない、何をするべきなのかも分からない、それが困難な事なのである。そういう時にはひたすらやり込むしかない。だが、勝つ事を考えると負ける事は否定の対象であり、その負けのイメージを考えただけでやる気が失せる。無意味感が半端ないのである。敗北の歴史が長いだけあって、そういう負け犬根性が抜けない。それでは駄目な事は分かっていても、頭の中の負けのイメージに押しつぶされる。そこで考えた。「勝つ」という事を考えるから「やる」事が出来ない。勝とうという目的を設定すれば、現状では負ける事は分かっている。だから、無意味になる。だが、これを「やる」事を目的にしたら、その為に「やる」事は正当化される。そして、そうやってやり込んでいくうちに「勝ち筋」が見えてきたら、その時初めて「勝つ」事を考えていい。つまり、ここで「やる」から「勝つ」にギアチェンジすればいいのである。腕力の無い私が他人と勝負できる「努力と工夫」が揃うわけだ。そう考えて、自転車で走りながら、そうだ「やる」から「勝つ」にギアチェンジすればいいんだと思った。

思えば、模型飛行機を作る時も、飛ばす事もさりながら、やる事(作る事)も楽しかった。これが勝つ事(飛ばす事)だけを考えてしまうと、落ちる事を考えて途端につまらなくなってしまう。だから、結果はおいておいて、その過程を目的にした方がいい。そうすれば、その過程である手段についてネガティブになる事はない。結果を望めば、望むほど、心が折れやすくなる。結果という強風に私の心は耐えられない。だから、勝つ前段階の努力する事を目的にする事が大切なのだ。その上で道を探すのが私のような人間の頑張り方。人様より弱い分、私には考え方も工夫が必要なのだ。