SKY NOTE

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印象と現実

印象と現実

印象とは、表面的な認識であり、現実とは、中身に相当する。外面と内面の違いと言うのは、踏み込んだ見方をするかどうかで分かるが、そこに踏み込まないと分からない事が多い。自分の場合は、数字を見る。

私が印象と言うものに懐疑的なのは、表面的に素晴らしいように見えても、中身がダメだと言う事は結構あるからだ。中身の良さが表面に現れる事もあるのだけど、表面を繕うのは結構簡単な事で、中身を洗練させるのはかなり難しい。

それは女性のメイクとその女性の内面である性格や能力を見てみると、メイクは、プロの人にやってもらえば、比較的、誰でも簡単にキレイにする事は出来る。だが、中身の内面を良くするには、本人の不断の努力が必要である。

自分が見るのは、表面を繕う事の容易さに対して、内面を作る事の困難さの差である。この差が大きい事が、印象のみでは判断しない理由である。印象だけでモノを判断するのは安易な事である。その安易さが失敗を招く。

私は、印象だけでモノを判断しない理由は、祖母を見ていたからである。祖母は外面はよく見える人だった。だが内面的には、事なかれ主義で、その為に、人に忍耐を一方的に要求する人だった。しかし、そんな祖母をみんなが高く評価する。つまり、祖母に対する周囲の印象はとてもいい、しかしながら、実際の祖母は、人に一方的に忍耐を要求する冷酷な人である。

私は、その家で耐えすぎて、体を壊してしまった。私が体を壊しているのに、祖母は、そんな私に忍耐を要求する。そして、そんな祖母を家族の皆が称賛する。印象で物事を判断すると、実際にやっている事は冷酷なのに、温かい人という逆の印象を持つ事になる。印象だけで物事を見ると言う事は、そういう事を助長する。

政治に当てはめれば、貧乏な人から消費税と言う形で税金を巻き上げ、富裕層に法人減税と言う形で分配するような自民党政治をマスコミが殆ど批判しない。普通の民主主義の国では、その国の権力者が電波利用権の管轄権は握っていないが、日本では、総務省が、その権限を持っており、総務省を最終的に統括するのは総理大臣である。しかし、過去の自民党政権は、そこに踏み込まなかった。それはそれで見識であったと思うが、安倍政権になってから高市早苗総務大臣が「電波停止」に言及した事から、放送局は震え上がった。

結果として、マスコミは、貧乏人から巻き上げた税金を富裕層に分配すると言う冷酷な税制をやっている自民党政治を批判せず、あたかも、それが景気や財政の為であるかのような印象を持たせ、国民を欺いている。

この印象と現実のギャップは、私が祖母から受けた虐待と同じなのである。だからこそ、私は、見てくれの良さに騙されてはいけないと言いたい。本当の実態を認識するべきといいたいのだ。