現在の日本社会と言うのは、以下のような価値観で動いている。
原則<実権
安倍が、民主主義の原則に外れた法律を可決しようが何をしようが、国民は基本的にスルーしてしまっている。そうでない人もいるが、彼らは異口同音に「だけど今は自民党が一番の政権だから…」と考えてしまっている。「そんな事言うのならば、実権のあるヤツにどう立ち向かうのだ」と言うかもしれない。そこで、原則を守る事の重要性について、説明したいと思う。
皆さんが理解している原則に基づいて、そのことを説明したい。例えば、権力者が「明日から1+1=3にする」と発表して、国の中の全ての計算は、1+1=3と計算しないといけなくなったとしよう。こんな事をやったら、社会の全ての計算プロセスが破綻してしまうから、そういうバカな事を言ったヤツを皆が否定するか黙殺(無視)するだろう。誰もそれに従わない。
なぜなら、その原則が支えているものが何だか、みんなが分かっているから、それを壊したら社会がぶっ壊れてしまうから、誰も認めないし、どんなに権力があっても、そんなバカな事を言ったヤツを皆が無視する事で終わる。つまり、みんなが原則を理解していれば、いくら権力があったって、無視されて終わりです。権力は、それを是認する事で生じるのです。みながそれを認めなかったら、権力は生じない。つまり、実権をいくら持っていようが、原則を無視したヤツは、無視されて終わりなんです。
その原則が支えているものを皆が理解していればという条件がつくのですが、要するに、そういう事なんです。社会の基本原則に無知でなければ、ドアホは権力を握れないんです。議会で過半数、握ってようが、皆が原則を理解してれば、アホな意見は黙殺されて終わり、誰も支持しない。誰もその命令を聞かない。
逆に、その原則を理解せずに、それを認めてしまったり、議会の過半数を握っているからと言う理由だけで認めようものならば、その途端に権力が生じて、アホな事が実行に移されてしまう。それが衆愚政治です。今の日本は、安倍のようなドアホが権勢を握っていられるのは、国民が原則にルーズで、彼の無知を、安易に是認してしまっている部分がある。憲法を無視してもスルー、議会制度を無視してもスルー、それらを実権があるからと言って認めてしまったり、へりくだるような事をしたら、途端にドアホに権力が渡ってしまう。
原則にルーズな現状を改めないと、安倍のようなドアホが滅茶苦茶やって、後始末が大変になります。どうか、原則にルーズである事は、1+1=3と言うような愚行であるとして、切って捨ててください。権力があるからと言って、そういうものにへりくだる必要などありません。敢然と無視してください。それが知性と言うものです。
自民党は、民主主義の原則を破壊する改憲案を提案しています。このようなものを提示している政権に投票してはいけません。バカに権力を与えてはいけません。この原則から逸脱した政権を無視する為には、必ず野党連合に投票してください。棄権は否定した事になりません。棄権は、自民党に騙されて投票する人達の発言権を上げてしまい是認した事と同じになります。
この自民党改憲案には戦前の特高治安体制についての反省がまったくありませんね。「公益を害する活動を認めない」なんて権力に統制と弾圧の自由を与えるようなものです。判定基準を権力が握りますから。「公の秩序」も同様でデモや集会がどこまでも統制されるでしょう。恐怖政治です@garirou
— 中川 均 (@naka8952) 2016年6月11日