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SEALDsなど五つの団体が「市民連合」を結成

2015年12月20日、SEALDsなど、5つの団体は、2016年の参院選で野党候補を支援する新団体「市民連合」の設立会見を都内で開いた。

 日刊スポーツ:SEALDsら「市民連合」設立、野党候補を支
 http://www.nikkansports.com/general/news/1581783.html
 前半 SEALDs、山口二郎、西郷南海子など 「市民連合」結成・記者会見
 
 後半質疑 SEALDs、山口二郎、西郷南海子など 「市民連合」結成・記者会見
 

正式名称は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」という。野党共闘の動きが鈍く、このままでは自民党一強状態が打破できないとして、市民レベルから野党共闘を呼びかけるとの事。

SEALDsの諏訪原健氏

  • 「幅広い人々に言葉を伝えられるのが、僕らの強み。動画やブックレットを作って語りかけて、争点を解説したい」

安保法制に反対するママの会
3児の母で京大大学院に通う西郷南海子(なみこ)氏(28)

  • 「誰の子供も殺させない。人の命を物のように扱う安倍政権は認められない。(新団体の設立を)安倍政権の終わりの始まりにしましょう」

市民連合という考え方は自分も前回の衆院選で野党が共闘できず、分散して自公政権に負けてしまったので、野党が共闘できないのならば、支援する市民が共闘して、その統一候補に投票するというコンセプトは考えていたが、それを周囲に言っても、それがお前に出来るのかという疑問符が提示されて出来なかったのだが、知名度のあるSEALDsと他の市民団体が結束して行うというのならば話は別だ。それに今回は共闘を拒んでいた共産党もやる気だし、市民と政党がタッグを組む形が出来つつあるのは、とても良い事だと思う。唯一心配なのが民主党の煮え切らない態度だが、あの政党は基本的に考え方の違う人間の集合体なので、意見の調整がうまくいかない。特に野党でありながら自民党のような好戦的な政策を掲げる党内自民党勢力の発言力が大きい事は問題だ。しかしながら、彼らの動きも外堀が埋められつつある。市民と政党がタッグを組むという理想的な形が実現できそうになっている今、彼らの自分勝手な論理がどの程度とおるのかと思う。民主党内でも、このままいけば、日本が大変な事になるという危機感を持っている議員もいる事だろう。そういった政治家と市民連合がタッグを組み、党内自民党勢力の発言力を抑止する事が出来れば、野党の共闘が可能になり、その結果勝てる選挙区が増える事だろう。

勝つチャンスがあるのに、わざわざ負ける方向に意見を持っていく民主党の党内自民党勢力の主張は、かなりちぐはぐな印象となり、民意を得るのはかなり難しいだろう。反面、市民とともに党派を超えて結束する野党共闘には説得力があり、民意も勝てる候補として投票する姿勢を持ちやすいだろう。

総合的に考えて、野党の共闘、そして、SEALDsをはじめとする市民連合がひとつとなって、一致して安倍政権を打倒するという形となれば、民意もついてくる可能性が高い。そして、政権交代できる可能性が生まれる。(参院選では政権交代は出来ないが、参院で過半数をとれれば、様々な政策が通せなくなる)そして、その可能性が今の最悪な日本政府を変える力となれば、これほど嬉しい事はない。戦争への道を止め、そして、安全な日本に再び戻す為のチャンスが、政治家と市民がタッグを組んで実現するというのは、本来の民主主義の形と言えるだろう。

また、この市民連合の流れと並行して、SEALDsのメンバーは、大学教授や弁護士とともに「市民のためのシンクタンク」として「ReDEMOS」という団体を新たに立ち上げた。この団体にはSEALDsのメンバーの他に大学教授や弁護士が理事として加わっているという。

 NHK:「SEALDs」メンバーらシンクタンク設立 2015.12.14
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151214/k10010340911000.html

会見で代表理事の奥田愛基さん...

  • 「『ノー』と言うだけでなく、自分たちでも個別の政策について研究発信し、日本が目指すべき社会を示したい。今後は賛同する研究者を増やして市民や若い人たちにわかりやすく情報を発信したい」

...と述べた。つまり、学生、学者、専門家などと連携して、対案の出せるシンクタンクを作り、それを分かり易く情報発信し、ノーというだけでなく、どういう政策がいいか提案できるようにするという。

これについて、自分も以前、同様の提案をした事があったが、それは私達がするべき事じゃないと言われた。だが、それがないと、議論が前に進まないと言っても、なかなか意見が通らなかった。どうも私は、自分の意見を通すのが下手で、SEALDsの学生諸君は、その逆らしい。どんなに提案をしても、それが実行できなければ無意味なので、彼らがそういう事をやってくれたのは、とても嬉しい。私は、そういう学生達を頼もしく思うし、安心してもいる。自分は、こういう学生達に日本の未来を託したいと思う。