夜なのにヤケに明るいと思ったら、今日はスーパームーンだった。月明かりがいつもより明るく、空が黒くなくて青く染まっていた。深夜だというのに、夕暮れの少し後の太陽の光が僅かに残っていて、真っ黒になりっていない空の状態に似ていた、それほど月が明るく照っていた。
明るく光る月を見ていると、天体少年だった子供の頃を思い出した。しかし、窓から、これほどはっきりと見える月明かり見える日も珍しい。明るすぎて月の表面がよく見えない。写真にとったが、なかなか綺麗なものがとれない。性能の低いデジカメでは天体写真は厳しい。
まばゆいばかりの月を見ていると、今は暗く苦しい時代だが、その闇もまた、この月のように照らされることもあるだろうと思えてくる。そう考えると、なんだか、嬉しくなるような、そんなスーパームーンだった。