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7円/kwh格安太陽電池(発電効率15%)も可能、ペロブスカイト太陽電池 

国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)は5月1日、ペロブスカイト太陽電池発電効率において、世界で初めて国際標準試験機関によって公認された変換効率15%を達成したという。

 物質・材料研究機構、ペロブスカイト太陽電池で効率15%、世界初の公認記録
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20150510/417541/

 車に塗って格安発電?CH3NH3PbI3perovskite材料
 http://blogs.yahoo.co.jp/blogchemistry/13147601.html

ペロブスカイト太陽電池は有機薄膜太陽電池の一種で、真空プロセスが必要なく、低温で生成できることから大幅なコストダウンが可能とのこと、現在、平面型の太陽電池の発電コストは23円/kWhだが、これが7円/kWhになるのも夢ではないという。現在、太陽電池は3kWタイプで138万円くらい、それが42万円以下になる可能性があり、非常に有望だ。

発電効率15%とは、一般的な太陽電池と同等であり、それでいて大幅なコストダウンが可能ということだから、注目に値する。安い理由は、製造工程のみならず、その材料コストにもある。1平方メートルあたり150円程度という。これだけ安いと従来、コストが高くて自動車に搭載するのには、割高だった太陽電池が、十分コストパフォーマンスの高い状態で搭載できる。未来の電気自動車の屋根は、このペロブスカイト太陽電池になるかもしれない。

 新しい太陽電池ーペロブスカイト太陽電池とは
 http://www.chem-station.com/blog/2015/03/perovskiteSC.html

ペロブスカイト太陽電池は、2009年に世界ではじめて桐蔭横浜大学宮坂教授ら研究グループが開発しました。当時の発電効率は3.9%、その後、2010年にオックスフォード大学との共同研究で10.9%、2015年時点では20.1%と、僅か6年の間に発電効率が3.9%から20.1%と、非常に筋がいい太陽電池であることが分かります。既に発電効率の観点から言えば実用水準にあると言え、今年度中にも実用化の声もあるとのこと。

この太陽電池はシートに印刷する形で生産できるため、非常に軽く薄い太陽電池が出来るのであり、しかも、低コストであるため、住宅の屋根に当たり前のように設置される時代がもうすぐそこに来ているかもしれない。印刷技術で出来るということは大量生産にも向いており、シリコン型の太陽電池を一気に時代遅れなものにしてしまうほどのインパクトがある。

実用化されれば、単価が安いので、ノートパソコンのボディにも太陽電池、帽子にも太陽電池と、様々な所で、この太陽電池が使われるようになるだろう。従来は高価で使えなかった場所に使われるようになるだろう。このような太陽電池があれば、発展途上国で電気のないところでも子どもたちが勉強できるタブレット端末が作れそうだ。最近Googleが研究している飛行船型の無線基地局を合わせて考えると、非常に面白いことになる。飛行船による低価格な通信ネットワークと、低コストな太陽電池の電力で動くタブレットが世界を変えるかもしれない。低コストなアルミイオン二次電池など、未来を照らす技術は沢山ある。組み合わせれば、無限の可能性が拓ける。素晴らしい時代になる。エネルギーの民主化が起きてもおかしくない技術だ。素晴らしい。