SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に初めて成立する。

銀河英雄伝説のヤンウェンディの言葉から、今の世相を考えてみる。

ヤンウェンディ
 正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に初めて成立する。
この言葉を裏を返せば…
 間違った判断は、間違った情報と間違った分析によって発生する。

...といったところだろうか、このことを元に現在の日本の状況を見てみると、問題点が2つある。1つ目は御用報道による偏向した情報の流布と、2つ目は、その偏向情報を元にした御用専門家の分析(コメント)にある。それらがテレビや新聞を通じて社会に広がって、偏った情報と分析によって誤った判断となり、世論や選挙結果や支持政党に反映され、悪政が行われる。

問題の根っこは、御用ジャーナリストと御用専門家のタッグにある。

御用ジャーナリスト

  • 偏った情報で人の判断を謝らせ、特定の利益集団を利する人達
  • 御用ジャーナリストというのは、嘘を言うこともあるが、その大抵の情報は事実である。ただ、2つの事実があるとすると、ある一方に都合のいい事実を伝えて、もう一方の事実については全く報道しないという手法によって、人々の判断を誤らせる。
  • この他にも、外国の数百人程度のデモを報道して、あたかも自分たちが民主主義に則っているように見せかけながら、国内の数万人規模のデモについては全く報道しないというアンバランスさ、このような報道の仕方をするメディアの情報だけを受け取っていると、外国の数百人しか出ていないデモを報道しているのだから、さぞ民主的なメディアなのだろうという印象を抱かせるが、実際の所、国内の数万人規模のデモを全く報道しないという非民主的なメディアであるという実態は覆い隠される。要するにミスリードを誘発するのだ。
  • 去年(2014年)の6月30日の憲法解釈改憲に反対するデモのネット映像と、その時のテレビ放送を並べて見る。
  • 国会議事堂に数万人が解釈改憲について反対しているのにテレビ各局は全く報道せず、NHKは、北朝鮮のニュースという状態、普通は国内の重要なニュースをメインに持ってくるべきなのに、それをしない御用メディア、このような報道の仕方ではミスリードを誘発するだろう。
  • このように御用ジャーナリストはミスリードを誘発する偏向情報によって、市民にとって、より重要な情報を隠匿し、特定の政治集団を利する報道をしている。

御用専門家

  • 偏った分析で人の判断を謝らせ、特定の利益集団を利する人達
  • また、御用専門家というのは、どういうものかというと、原発爆発時にその典型例が見いだせる。
  • 東京工業大学原子炉工学研究所 元所長(2014年3月末日、退官)
  • 有冨正憲 教授「爆破弁」使い内圧下げる と強弁する有冨教授
  • 明らかに爆発して吹っ飛んでいるのに、「爆破弁つかい内圧下げる」などという。まったくのウソを堂々と専門家が言っている。(爆破弁というのも実際にはあるのだが、1号機の水素爆発は爆破弁によるものではないし、実際にある爆破弁は、こういった爆発をもたらす機能でもないようだ)
  • この中で爆破弁というものは実際にあるものの、この爆発は、それによるものではない事は、誰が見ても明らか、明らかに原発が吹っ飛んでいる異常事態なわけで、常識的に見れば、これは、明らかに爆発事故、しかし、それを専門家の権威を用いて異常ではない正常な動作の範囲内と思わせようとする。これによって東京電力や国の責任を和らげようとしたのは明らかである。有富教授は専門家なので、煙の色から、これが水素爆発であることは明らかであり、原発政策の失策であることを分かっていて、そういう事を言っている。このように、事実で正当化できない時には、専門家が持っている権威で正当化しようとするという点が、御用専門家の特徴である。

この様に御用ジャーナリストによって事実が隠匿され、それが隠せなくなったら、今度は専門家の権威で正当化するという二重の歪曲構造により、世論のミスリードを形成し、特定の集団を利する行為に及んでいるというのが日本の情報空間の問題点である。

有富教授の例は、あまりにも極端なので、誰が見ても偏向だと分かるのだが、怖いのは、そういうハッキリと誤りが分かるものではなく、そうでないものが常時行われているとしたら...という事が怖いのである。特に、経済問題において20年位、経済学が提示している事と真逆のことを言っている経済学者の御用ぶりは罪深いと思う。彼等の偏向分析によって数千万人の人間が非正規に落とされたり、数百万人が失業したりして生活が貧しく、若者に至っては結婚も子供も育てられない、人間として当たり前の幸せを蔑ろにされているのは、許すべからざる大罪である。

それもこれも、偏向報道によって、その誤りが是正されず、むしろ、誤りを推進する方向に世の中を向かわせている。まるで、毒を食らわば皿までと言わんばかりである。実際、そう言う状況なのだろう。罪深いことを分かっているからこそ、その罪が糾弾されることが恐ろしい。故に、その罪の隠匿に必死なのだ。このようにして、隠匿行為が氾濫し、世の中を悪い方向に導いている。彼等によって人々は貧しくなり、そして、幸せに生きる権利を奪われているのだ。故にこれを否定しなければ、世の道理が成り立たないという事は明白である。

ヤンの言っているように、正しい判断は、正しい情報と分析によって成立する。日本は、偏った情報をマスコミが流し、間違った分析を御用専門家が流すという状態から脱却しない限り、正しい判断は行われず、悪が栄えるであろう。記者クラブメディアの情報では、正義は行われない。また、御用専門家に対しても批判がされなければならないだろう。正しい情報源と正しい分析を行う識者の良い分析を聞けないことが日本人の不幸である。