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新原理の革新的二次電池を実証、理論容量はリチウムの7倍

リチウム電池の性能を大幅に超える二次電池システムの実証に東京大学大学院工学系研究科の水野哲孝教授らが実証に成功した。日本触媒との共同研究

 新原理の革新的二次電池システム実証
 http://news.mynavi.jp/news/2014/07/18/092/

正極で固体内の酸化物イオンと過酸化物イオンの間の酸化還元反応を利用する新原理

・繰り返し充放電も可能
・大電流による高速な充放電にも対応できる

コバルトの含有量はリチウム1に対し0.1程度だが、もっと減らしていけば大幅なコストダウンが可能という。現在の研究では、容量、エネルギー密度でリチウムと同程度となっており、今後、電極の最適化を薦めて理論容量(リチウムの7倍)に近づけるとの事。

この電池が実現すれば、リチウムの使用量が同じ容量ならば1/7となり、コバルトの使用量も減らせれば、結果的に大幅なコストダウン化が可能となる。

そして、低コストな電池の普及により、自然エネルギーの電力安定化も進むことになり、それは結果として、原発や化石エネルギーへの依存を減らし、個々の国がエネルギーを自然環境から調達できることになる。それは、エネルギーが原因の戦争を終わらせることにもなり世界平和に寄与するだろう。

もし、従来のように化石エネルギーに依存すれば、石油を奪うために戦争をする国は後を絶たない。だが、自分たちでエネルギーが調達できる世界において、戦争はいらない。自分で食うものを作り、自分の火で日々の生活を豊かにする限りにおいて、そこに争いのタネは生まれない。

飢えや苦しみのない世界、それは、個々の国が自立できるインフラを確立することであり、それは現在の技術で可能になりつつある。人類はこのような技術を確立する過程において、戦争を卒業できる可能性を手にする。何も奪う必要のない世界、それだけ充足した世界を作れる。

電気を貯めることが出来るということは、自然から安定的にエネルギーを調達できることを意味し、それは、世界平和に直結する技術なのです。そして、貧しい国を豊かにする技術でもあります。豊かな国は、化石エネルギーを買えるのでいいでしょうが、貧しい国はそうも行きません。自然エネルギーは、一度、作れば、そこで何十年もエネルギーを供給し、人々を支え続けるでしょう。まるで大樹のように、人を包み、育んでいくでしょう。エネルギーがあれば、それによって機能する文明によって、人を豊かにすることが出来るのです。原子力はその管理が難しく、一度メルトダウンを起こせば、周辺の自然環境を破壊し、人が住めない世界に変えてしまう。よって、これは、使うべきではない。化石エネルギーは、それが買える人しか、恩恵をもたらさない。だが自然エネルギーは技術が進歩することによって、そのコストは下がっていき、必要な資源も少なくなったり無害なものへ変わっていく、その結果、最終的にすべての人に恩恵が行き渡るのです。

今回、発表された研究成果は、その進歩というものの威力をまざまざと見せつけてくれます。同じ資源量で、ためられる量が7倍もあれば、必要な資源は一気に1/7になってしまうのです。これが技術革新の強みです。進歩する事で状況大きく変化する。石油の資源量が一気に7倍に増えるなんてお事ありませんよね。しかし、技術革新というのは、必要なエネルギー量、資源量をその進歩で何倍にも膨らませることが出来る。このことが、最も、この方法論の優位な点です。技術という点では原子力も同様の特性を持ちますが、原子力は、現在の人類には難しすぎます。私たちの技術力、科学力で最も安全で、現実的かつ、低コストなのは、自然エネルギーでしょう。

最後に、それを裏付けるアメリカのエネルギー省の報告書を添えるとしましょう。この報告書は、LED、太陽光、風力、バッテリーのコストダウンによって、エネルギー革命が起きると書いています。あのアメリカ政府の報告書にちゃんと書いてあるんです。これが絵空事ではないことは、アメリカ政府の報告書からも明らかですし、また、それに基づいて私も電卓を叩いて、計算してみましたが、確かにそのとおりであることが、分かりました。ただ、残念なことにそうやって算盤を弾いて説明しても、その意味することが、伝わらず、相変わらず、自然エネルギーはダメだと言われるのが、残念です。情報の伝え方に工夫が必要だと日々考えているところです。

 アメリカエネルギー省ホームページ 「Revolution Now」
 訳「再生可能エネルギーで革命が起きようとしている」
 http://energy.gov/downloads/revolution-now-future-arrives-four-clean-energy-technologies

 アメリカ エネルギー省報告書「Revolution Now」.PDF 2013.9.17
 http://energy.gov/sites/prod/files/2013/09/f2/200130917-revolution-now.pdf

内容は、コストのグラフで、風力、太陽光、バッテリ、LEDの低コスト化でエネルギー革命が起きようとしていると報告されている。

 太陽電池のコストグラフ(2012年:1ワットあたり0.8ドル/80円)
 
日本の日照量で計算すると1kWhあたり4円の発電コストということです。現在、日本でも集光型太陽電池は耐久性などの調査、研究が行われています。

アメリカの集光型太陽電池

米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)、CPV 集光型太陽光発電システム AMONIX 7700の劇的な進化をアピール 大きさ23.1m×14.7m 53kW
http://greenpost.way-nifty.com/softenergy/2011/03/nrelcpv-amonix-.html