SKY NOTE

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2012.8.24の官邸前抗議に行って参りました。

天候に左右されるデモ

  • 8月24日の官邸前の反原発デモにいって、人数が減ったのに「う〜ん、放射能の怖さが分からないのかなー」と思ったりもしたのですが、人数が減り始めたのが、8月に入ってからという事に気がついた。7月と8月、何が違うのかというと気温なのだ。今年の7月は、梅雨が7月まで続いているかのような感じだったので、気温が比較的低かった。減り始めたのは8月の気温が30度を超える日が続くようになってからだった。なぜ気温だと思ったのかというと、母から、普段沢山の人がいる巣鴨の大通りも、この暑さで閑散としていると聞き「なるほどね」と思った。境目は、7月29日の日比谷公園でのデモで、結構暑い上に、いつものデモの時間よりも早い時間(午後3時半)に集合し、4時間半の長丁場だった。この日のデモは、暑くてとても疲れた。恐らく、長い時間の上に気温が暑かったので、疲れてしまい。次のデモから暑い日は行かないという事になったのだと思う。涼しい部屋でオリンピック(8月12日まで)’でも見ようということになり、そのあと、お盆(8月13〜16日)と半月くらい続いた。その間に人数が減ると同時に気温も上がっているので、なるほどなと思った。たしかに去年(2011年)のデモも、春先は人数が多かったけれども、真夏の暑い日はめっきり減ってしまっていたので、デモは天候に左右されると思う。

外国が暴力的なデモだから、日本も暴力的になるべき?

  • こういう天候によって影響を受けている状況の中で、減った理由をあれやこれやこじつけて、自分たちの攻撃型のデモのほうが正しかったとか言って、ネガティブキャンペーンをやっている人間がいるけど、去年、デモに行っていた経験から言って、そうじゃないんだよね。デモは天候に左右される。それに、デモ参加者に礼節があったからこそ、8月22日、反原発連合が首相に直接、意見をいう事が出来た。
  • これは、日本のデモ史上始めてだと思う。反面、攻撃型デモについて私が思い起こされるのが、全共闘のデモと衛星放送で失敗する各国のデモの姿。暴徒化したデモ参加者に市民が嫌気が差して、支持を失い、さらに政府当局に武力介入の口実を与えてしまって、失敗するデモ。そういう現実を知っていると、衛星放送でニュース見ているのかと思ってしまう。反対に成功するデモというのは、市民の支持を取り付けたデモなのだ。その意味では、反原発連合は、市民の声を直接首相に述べるなど、誰が見ても、市民の側に立ち、誠実に行動しているのが分かる。私は、そう言う誠実な彼らを貶めるようなことをいい、尚且つ、世界のデモの その成功と失敗の分析もきちんとしていない彼らには呆れる。ただ、外国のデモが暴力的だから、自分たちも暴力的になろうと猿真似レベルの解釈しかしていないような気がする。重ねて言うが、成功するデモは市民の支持を受けたデモだ。暴力は大抵の場合、支持を失う事となる。

今後のデモ

  • 気温が下がってくれば、デモ参加者も持ち直してくるだろう。去年もそうだったので、多分、そうなると思う。(去年は、8月はメチャクチャ少なかった(4〜50人程度)が、9月になって持ち直した(6万人のデモもあった))そこで、どうするかといえば、ニュースでは、野田政権は10月初旬に解散をすると自民党に打診しているそうである。そして、国会会期末は9月8日、つまり、野田政権の実質的な政治行動は、あと2週間。この間に、原子力規制委員会人事、TPP、ACTA、秘密保全法などの危険な政策を通させない事が重要だ。これらの政策は、いずれも長期的に主権が脅かされる内容でもあり、非常に危険だ。(政権が変わっても影響を受けない)涼しくなり始めたらデモに参加したり、または、放射能問題で、市民の側に立っていない企業の商品は買わないで放射能のない良心的な食品企業の製品を買ったりして、経済的に抵抗したりなど、色々とやり方があると思う。とにかく、あの手、この手で抵抗して圧力を加え続ける事が重要だと思う。そう言う事を継続すると、経済界も脱原発をせざる負えなくなり、いよいよ、囲まれて、包囲された状況の中で、私たち市民が勝利するというのが、今イメージしている勝利の形。