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2012.7.16 さようなら原発10万人集会、代々木公園に17万人あつまる。

2012年7月16日、さようなら原発10万人集会が代々木公園で開かれた。

 朝日新聞坂本龍一さん「電気のため、なぜ命を」都心で脱原発デモ
 http://www.asahi.com/national/update/0716/TKY201207160202.html

自分は体力に不安があったので行かなかった。無理をするとガタンと崩れる体なので、デモは週に1回程度に留めておこうと思い、この脱原発集会には出なかった。だが、Twitterなどで情報をチェックすると、多少無理しても「行っておけばよかった」と後悔した。

上記のリンクの朝日新聞のページの動画のところにHDというボタンがあって、そこをクリックすると、デモの様子を撮影した1分ちょっとの高画質な動画がある。これをみれば、何万人もの人が、このデモ会場に訪れたことが分かる。

 朝日新聞の動画の一コマ
 

主催者発表では17万人集まったという。集会には著名人も集まった。坂本龍一氏は「福島のあとに、沈黙することは、野蛮だというのが私の心情です」という言葉を述べられた。
 
 登壇し演説する坂本龍一
 

正にそのとおりだと思った。福島で放射能被曝に怯えながら暮らす人々のことを思えば、きちんと原発について意見を言うのが人としての最低限の姿勢であって、それに沈黙するのは、大津のいじめ自殺事件でイジメを放置した少年の周囲と変わらない。その行為は正に野蛮である。福島の人たちが国(野田佳彦)といういじめっ子にイジメられているのに、黙って見てるのは最低の行為である。その意味で、元いじめられっ子の私としては、「この集会に出るべきだった」と後悔した。

 時事通信:「同じ思いの人がこんなに」=脱原発集会に「17万人」−酷暑の中
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012071600240

上記の記事の「同じ思いの人がこんなに」というのが、印象的だった。というのは、テレビや新聞の前で孤立している市民が、そこに見えるからだ。これまで、個々の人々が今まで孤立し、メディアに情報を依存していた。そのメディアの情報は操作されていた。NHKが金曜日の大規模デモを報道しないことから分かる。しかし、ネットを通じてデモで集まった時、その孤立がなくなり、1つの世論を形成していることを確認する。すると、この流れを続けていけば社会を変えられるポテンシャルがあることに気づく、だから、この記事の後ろのほうで女性が「また参加したい」とコメントしている。つまり、継続して脱原発をするという事だ。ここでの注目点は、ネットを中心に世論が形成され、17万人もの人を集める規模になったという事実だ。これまでは、テレビや新聞が、この規模の世論形成を主導してきたが、それがインターネットで主導された日本で初めての事例といえるかもしれない。このインターネットで作られた世論が日本を変えるとき、テレビや新聞は、その地位をインターネットに明け渡すことになるだろう。そういう意味でテレビや新聞の一部がデモの人数を過小に言うのは「負け惜しみ」に聞こえなくもない。