SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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7月1日の機動隊と市民の対峙を見て思ったこと

大飯原発が再稼働されたとき、予測はしていたけれども、悔しいなというのが正直な感想だった。私はいつも、最悪の事態を予測して、心がへし折れないように予防線を張るタイプなのだけど、心はへし折れなかったが、ただ「悔しいな」というのが感想。ただ、大飯町での抗議行動を見ていて思ったのは、この抗議行動を必死でやる若者たち、そして、それと対峙する機動隊の若者を見て、「自分たちもなんとかしなくちゃ」と誰もが思ったに違いないとも思った。そう考えると、原発推進派は「一時的に勝利しただけかもしれない」と思った。

 大飯原発の再稼働について、現場で起きていた本当のこと。
 http://blog.goo.ne.jp/suzuki_juju/e/50e69beb6749d32bb760f2f21af30ba0

あの必死の抗議行動に対し、何ら意に介する事無く、原発再稼働を決めた野田総理に対し、人々の怒りは強くなったと思う。つまり、火に油を注いだのだ。実際、Twitterを見ていても、怒りの声をひしひしと感じる。こういう怒りというのはマグマのようなもので、そこにちょっとでも、点火する樣なことが起こると、いきなり爆発して、巨大なパワーとなることがある。先週金曜日の首相官邸前の規模以上のデモになった場合、その力がどのようになるかは、殆ど予測がつかない。というのは、日本のデモでは前代未聞の規模、想定外の世界に突入するからだ。

ネットを通じて、あの抗議行動を見た人々にとっては、既存メディアに対する決定的な不信になった事は確実だ。これから、ネットを中心に既存マスメディアの発言権が減少していく、マスコミ関係者によると、「最近、自分たちの意見が通りにくくなった」という事を聞いて、さもありなんと思った。影響力が減る過程で彼らも身動きが取れなくなっていく、こういう事が続くと、マスコミはオオカミ少年状態になっていく、そして、記者クラブメディア(大手テレビ局、全国紙)を信じることが、遅れた人間として見られるのも遠くないだろう。

そうはいっても、未だに私の母などは、テレビが言っていることを盲信してしまう。その度に、テレビは嘘つきだから信じてはダメだといっても、何度、嘘だという証拠を教えても、母は、習慣的にテレビを信じてしまう。正確には皆が信じていることを信じてしまう。この習慣化した盲信の肝は、母がテレビを信じているわけではなく、テレビを通じて広まった情報によって皆が、それを信じているから、自分も信じるという事なのである。つまり、テレビや新聞を信じなくなる人が51%を超えると、社会の多数決で判断している母のような人間も、考え方を変えるようになってくる。問題は、その51%までに事態が進展していないことなのである。だが、昨日の抗議行動を全く報道しないNHK日本テレビのあからさまな態度が見られる度に、その%は上がっていくだろう。それを繰り返す過程で、彼らは完全なるオオカミ少年となる。デモが巨大化していったように、彼らの信用度も相対的に下がっていくのだ。そして、それが51%超えた時、状況が変わる。だから、金曜日の首相官邸デモを継続する過程で勝利が見えてくる。彼らは本当のことを報道できない、報道したら、その瞬間に彼らは終わってしまうから、デモの本当の規模がハッキリ分かってしまうと、彼らが実は少数派だということがバレてしまう。(同時に嘘つきだということもハッキリしてしまう)そうなると、母のような社会の多数決で物事を決める人たちが雪崩のようにこちらについてくる。その時、私たちは勝利するだろう。だから、私は、昨日の原発再稼働について「原発推進派は、一時的に勝利しただけかもしれない」と思った。その根拠は、ウソをつき続けるNHKを始めとするメディアの恥知らずな態度と、首相官邸前に集まった市民の数である。彼らの傲慢な態度は、彼らの信頼をなくし、そして、デモに集まる人々の数が、その不信の規模を表している。故にデモが大きくなる度に、私たちは勝利に近づいているといえるのだ。

6月29日の首相官邸前の写真(これが7000人ですかNHKさん嘘はやめましょう)