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NHK:MEGA QUAKE "大変動期" 最悪のシナリオに備えろ を見た

NHKスペシャルのMEGA QUAKEの第三弾  "大変動期" 最悪のシナリオに備えろ を見た。
録画予約しておいたのだが、収録時間が1時間13分と変則的な時間だったので録画に失敗してしまった。内容は録画が出来た1時間分だけ。

 NHK:MEGA QUAKE "大変動期 最悪のシナリオに備えろ"
 http://www.nhk.or.jp/special/megaquake2/schedule.html
 本放送:6月 9日(土) 21:00〜22:13
 再放送:6月16日(土) 25:20〜26:33

1.大変動期に入った日本列島

 3.11以降、火山と地震の活動が活発になっている

  • 東日本大震災のあと、20を超える火山で変化が確認されているという。どうやら、日本の地下の活動が活発化しているようだ。そして、関東の直下で地震が多発しているという。その回数は、震災前の130倍に達しているという。

 引き伸ばされる日本列島、それによって起こる地震や火山噴火

  • 3.11以降、東日本を中心に最大で5mも東に引き伸ばされる日本列島、その大地の歪が新たな地震災害の引き金になる事が分かってきたという。そして、それによって起こるであろう地震や火山噴火の可能性から、科学者たちは日本列島は地震や火山噴火が多発する”大変動期"に入ったと考えているという。過去にも、この大変動期は幕末から昭和にかけて半世紀近く続いたという。幕末〜関東大震災(1923年)

 約1000年前の”大変動期”に似ている現状

  • このように巨大地震が起こったあと、9年後に関東に大地震が来て、その9年後に西日本に地震が来たのが1000年前の地震だった。さらにこの時期、幾つもの火山の噴火も同時に起こった為、大変動期と言われている。科学者はこの大変動期に日本は入ったのではないかと懸念しているのだ。

2.懸念される首都直下地震

 引っ張られる大地

  • 今年に入りM5以上の地震は20回を超えている。科学者によれば、さらに大きな地震が起こる可能性があるという。それは、3.11以降、東北を中心に地層が大きくずれ動いた事が関東にも影響しているのだという。東北沖で最大5m、関東が動いたのは最大50cm、東に大きくずれ動いた東北の地層に関東の地層が引っ張られているという。その結果、歪がたまり続けているという。そして、その強い歪かかっている関東地方で地震が頻発している。こういう微小な地震が頻発しているところに大きな地震を起こる可能性があるという。

 引っ張られたところで地震が頻発

  • つまり、地層がズレ動き、引っ張られた部分に歪がたまり、微小地震が頻発している。そういう地震が大地震の引き金になる可能性があるという。そして、その微小地震の巣が関東の地下のプレート同士の境目に集中しているのだという。

 関東地方の地下の構造

  • 関東地方の地層は、サンドイッチのような構造になっていて、一番下は関東地方に東から沈み込む太平洋プレート、その上に南から沈み込むフィリピン海プレート、そして、その上に日本列島の陸が乗っかっている状況。サンドイッチに例えると、太平洋プレートと日本列島というパンの間にフィリピン海プレートというハムが挟まっている状態。地震が起こるところは、その境目の丁度バターを塗るところで起きている。ピクルスを散りばめたように地震が起きているといったところか。

 地層の歪みの連鎖と地震が頻発しているエリアに大地震が起こる可能性

  • その歪みの構造は、一番上の陸側のプレート(1番上のパン)が東に引きずられるのに引っ張られて、フィリピン海プレート(ハム)が引っ張られ、それに太平洋プレート(1番下のパン)が引っ張られる。地震は、その地層と地層の境目(バター)で起きている。特に問題なのが、陸側のプレートとフィリピン海プレートの境目で起こる地震(ピクルス)で、規模(マグニチュード)が同じでも震源地が浅いと大きな地震(震度の大きな地震)になりやすい。その浅いプレートの境目を分析した結果、関東地方で地震が増えたヶ所が3ヶ所見つかったという。

 断層のリスク(より激しい揺れになる断層地帯)

  • さらに、地震が起こった時、激しい揺れになると言われている断層帯(大地のひび割れ)の中で特に警戒されているのが立川断層帯(東京の多摩地域と埼玉県にまたがる断層帯)で、この断層の上には200万人が暮らしている。この断層は東日本大震災以降、東に引っ張られ、断層面が緩み、動きやすい状態になっているという。さらに、国が警戒すべきとしている活断層以外にも警戒すべき活断層があると見られる。というのは、3.11のあと、福島県いわき市地震が起こると考えられていなかった断層が突然動き始めたという。つまり、想定外の活断層がまだあると考えられるのだ。東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授によれば、「非常に大きな地殻変動を経験しているので、危険性が高くなっている可能性がある」とのこと。佐藤教授が未知の断層として懸念しているのが、埼玉県にある断層が実は伸びていて、東京の池袋や新宿を横切っているのではないかということだった。東京都心をぶった切っちゃうわけですね。(なんか非常にヤバイことを聞いてしまった気がする)この断層の北側を調査した結果、下に断層があったので、南側にも同様の構造がある可能性があるという。(今後、調査が必要という)

 首都圏直下型地震のリスク

  • ここから先はドラマ仕立てになっていて、内容としては、以前にかいた内容と同様と思ったので、そのリンクを貼って省略する。

3.富士山噴火のリスク

 富士山噴火の可能性

  • マグニチュード9の巨大地震が起こると、その後に火山噴火が起こる事が分かっている。その噴火が懸念されている火山の中に富士山(日本最大の活火山)がある。
  • 2011年3月15日 22:32、富士山直下(地下15km)を震源とするM6.4の地震震度6強)が起こったが、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣氏によると、この地震の直後、富士山が噴火に至るのではないかと危機感を抱いたという。火山の直下で地震が起こるということは、噴火のトリガーになるかもしれないとして重要だという。
  • 2004年 スマトラ沖地震(M9)
  • 2005年 タラン火山噴火
  • 2006年 ムラビ火山噴火
  • 2007年 ケルート火山噴火
  • 2010年 シナブン火山噴火
  • 過去100年間で起きたM9の巨大地震の全てで、後に火山が噴火しているという。というわけで、過去の記録からM9の地震が起こると直後から数年以内に火山噴火が伴うという事が経験則として分かっている。(例外は今のところないという)よって富士山もいつ噴火してもおかしくない状態にあるという。

 なぜ巨大地震のあとに噴火が起きるのか?

  • 南米チリで2010年3月の巨大地震あと、2011年6月にコルドンカウジェ火山で大噴火が起きた。
  • 2010年3月 南米チリM9地震
  • 2011年6月 コルドンカウジェ火山大噴火(大地震から1年3ヶ月後)
  • 噴煙:上空15km 火山灰:南米の広い範囲に落とす。       
  • このコルドンカウジェ火山のマグマ(1000℃以上)が出来る場所は、地層と地層の境目にできるという。そこから上昇してきて、地下の一定のところで留まりマグマ溜りができる。これは、周りの岩盤からの圧力で、それ以上あがれないのだという。しかし、巨大地震が起こると地層が引っ張られて、その岩盤の圧力がさがって、マグマの上昇を可能とし、火山が噴火したと考えられるのだという。この説明だと地震が起きてからタイムラグを伴って火山が噴火するという状況を説明できる。タイムラグの正体はマグマの上昇時間ということになる。

 日本の火山はどうなのか?

  • 東海、北陸、関東、東北の火山の活動が目立つという。秋田県駒ケ岳では震災後、山頂付近の温度が上昇しているという。福島県の吾妻山では、今年(2012年)の春、新たな噴気孔が確認されたという。そして、巨大地震のあと、直下で地震が起きた富士山。大地を引き伸ばす力が、富士山の地下に影響を与えているのではないかと指摘されているという。
  • 富士山の地下にかかる岩盤の力が巨大地震のあと、どのように変化したのか分析した結果、地下の岩盤が引き伸ばされ、噴火したコルドンカウジェ火山のようにマグマが上昇してくる条件が揃ってきているという。しかし、それは、とても小さな値なのだが、マグマが吹き出す力が強いと、その弱くなった部分を通ってマグマが吹き出してくることが懸念されるという。

 富士山が噴火したらどうなるのか

  • 噴火に2タイプ有る
  • 溶岩型平安時代の富士山の噴火)
  • 被害が最も大きくなるのは溶岩が南の方向に流れた場合、噴火が一週間続くと、溶岩は静岡県藤崎市の中心部に到達、東名高速など、日本の東西の交通の大動脈が分断されるおそれがある。新幹線もダメそうだね。溶岩はすぐに取り除くことは出来ないので、影響が長期間続くことになる。
  • 噴煙型(江戸時代:宝永大噴火300年前)
  • 噴煙は20km上空まで上がり、首都圏まで火山灰が降り積もる。灰は電気を通すため、停電が発生する。屋根に10cm程度、降り積もると重さが数トンにもなり、倒壊する家も出てくるという。
  • 雪と火山灰の比重
  • 雪  :0.2
  • 火山灰:2.6(雪の比重の13倍ある)
  • つまり、10cm火山灰が屋根に降り積もると、雪が1.3m積もったのと同じ重さが屋根にかかるというわけだ。道路は灰が積もって通行止め、空港は閉鎖(空路は寸断)、電車も止まり、移動不能となる。物資の輸送もままならなくなるだろう。噴火が半月続いた場合、積もる火山灰は、山の麓で1m以上、関東でも多いところでは10cmを超えると言われている。さらにガラス質の火山灰を吸い込むと、息苦しくなったり、咳が止まらなくなったり、肺が炎症を起こす。また目に入ると角膜に傷がつくおそれがあるという。

感想

  • ざっと見てみて思ったのは、東京23区直下に活断層がある恐れがあるということと、富士山の噴火という極めてやばい状況、そして、火山灰の重さだ。10cm程度でも雪が1.3メートル降り積もったのと同じというのが恐い。これが近い将来、同時(若干時間に幅のある同時)に起こる可能性があるというのだから、正に踏んだり蹴ったりだ。日本はダメかもしれないと思えるくらいの強烈なダメージを食らうだろう。もっと言えば、単に首都圏がやられるだけでなく、東海、東南海地震も伴えば被害は計り知れない。まるで、日本列島全体が神の怒りに触れたかのような強烈なダメージを被ることだろう。この最悪の想定に原発のトラブルが重なったら、放射能汚染、大量の火山灰、倒壊した都市など、様々なリスクを総合すると、このリスクを最小にするためには、少なくとも原発の再稼働はしない事が今、私達が出来る最善の選択ではないかと思う。それ以外は自然のすることだから、避けることが出来ない。受けて立つしかない。傷つきながらも。