SKY NOTE

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消費税で分裂する民主党、そろそろ選挙だな...(2012.3.29)

どうやら、民主党政権は風前の灯のようだ。残念ながら、この政権は失敗だった。菅総理までは失策も多かったが、まだ努力の跡が見えたので存続はしたものの、野田政権になってからは完全にダメ政権で、何も決められない。3月の消費税増税法案はどうやら通らない公算が強まった。民主党内の小沢氏のグループ、国民新党消費税法案で反対し、同時に自民党は、早期解散を求める姿勢を崩していない 公明党は、民主党小沢グループと同様に増税の前提条件が揃っていないという姿勢を崩しておらず、この結果、消費税法案の反対勢力は...

消費税賛成(野田内閣)
民主党構造改革派のみ

消費税反対
民主党造反組(小沢氏のグループ:当初から増税反対:ムダを省いてから)
国民新党(当初から増税反対)
社民党(当初から増税反対)
自民党(早期解散が目的)
公明党(前提条件が整っていない)
共産党(当初から増税反対:法人税増税で対処するべき)

...とほぼ、民主党の党執行部の構造改革派以外は反対に回る様相を呈してきました。この結果、3月30日の消費税増税法案は、可決しないことになるでしょう。このあとのシナリオですが、小沢氏は以前から勉強会を開いており、この席で新党の結成を呼びかけているものと見られます。この法案が可決しないと民主党執行部は事実上、解体となり内閣総辞職に追い込まれると思われます。これに対し、党執行部は若手を中心に異例とも言える活動費300万円をバラまくという、なりふり構わない行動に出ています。(苦しい時に、人というのは本性が現れますね。結局は金なんですよ、金、理念じゃなくてね。でも、300万円なんてはした金で、世間の怒りを真に受ける議員がいるんでしょうか?疑問です)

 zakzak:崩壊寸前の民主、若手にカネばらまく!“造反”封じ込めが目的か(2012.3.29)

小沢氏の考え方は、このまま選挙になると惨敗することは眼に見えているので、暫定内閣を数ヶ月やってイメージアップを計ってから任期満了で解散をしたい意向のようだが、新しい政党も着々と準備を整えているようだ。その名も「新しい政策研究会」という政治団体、既に「新政研」というホームページまで作っている。まるで新しい政党のホームページのようだ。(名前が「しんせいけん」若干オヤジギャグも含まれている感じがするが...)恐らく、次の政党の名前は「新政党」となるのだろう。

 新政研ホームページ

新政研の顧問人事
 山岡 賢次(衆)
 山田 正彦(衆)前農水大臣(飼料米補助金を割り当てて食料自給率アップ)
 一川 保夫(参)
 原口 一博(衆)前総務大臣(マスコミ特権を排除しようとしたら辞職させられた)
 沓掛 哲男(衆)

原口氏や山田氏など、現実的な問題解決に取り組む姿勢のある有能な議員が顧問に名を連ねているところは好感が持てる。

他の党は、いつ選挙になっても民主党が票を減らすことは分かっているので、状況の趨勢がどうなるか様子見をしているところだと思う。焦点は、どの程度造反が発生し、次にどんな政権が生じるかということだろう。

自民党は造反が出たということで、もはや民主党は党として体をなしていない解散をすべきだといってくるだろうし、他の党も同様の主張をしてくると思う。マスコミも同様に一斉砲撃をしてくるだろう。野田政権を延命することでメリットを被ってきた人間の中にも、もはや限界と見切りをつける人が現れ始めるだろう。そうなると、なし崩し的に衆院解散ということもありえる。野田は解散権を行使しないだろうが、民主党内が世論の圧力によって野田をやめさせる方向に動くだろう。

そこで選挙だが、どう考えるべきかということで非常に悩むところなのだが、ついこの間までは、「維新の会」がベストではないかと自分は思っていた。しかし、憲法9条改正など、周辺各国に脅威として受け取られる条項を盛り込んでいたり、TPPの推進など、自分の考えている日本とは違ってきてしまったので、彼には投票できそうにない。日本は平和国家として、軍事力ではなく、自然エネルギーやバイオテクノロジーなどの平和力で周辺各国と仲良くしてもらいたいので、憲法9条も堅持して欲しい。そして、自国内で食料、資源、エネルギーを自給する技術を確立して、TPPを必要としない自給自足国家を目指して欲しい。よってTPPには参加しない。国内で自給するためには、海外の圧力をはねのける必要が出てくるだろうから、TPPのようなものに入るとやりにくくなると思うんだよね。そう考えると、どこの政党がいいか?自民党公明党は最初からダメ、基本的にCIAとつながってそうなところは全部ダメ、自民党は、基本的に利権政党、今回の原発事故の実は主犯格の存在、絶対に投票しない、自民党政権時代の甘い原子力規制の結果が、あの原発事故だったのだ。よって、これは全原発停止、その後の核燃料の安全保管の観点から言って、まっさきに否定する政党といって良い。

次に公明党、これも自民党と同じだが、その様相は異なる。この政党は一見まともそうなことを言っているが、基本的に創価学会の政党であり、私は創価学会がCIAの下部組織という事を聞いて、外国の政府機関の子分に投票するのは売国行為にあたると思うので、これも却下。基本的に彼らの行動はキャスティングボードを握って国を動かすという姿勢なのだけれども、自民党と一緒になって長期間悪政を放置したという点で同罪である。この公明党ががなければ、自民党はとうの昔の潰れてた。そういう意味で、悪を延命したという罪で公明党には私は、投票しない。(悪と戦わず手を組んだというところが、すでにダメ)

次に共産党だが、自分の望んでいる憲法9条堅持、TPP反対、脱原発といいところなのだが、ネックは国家公務員給与を削減をしないと言っている所、と言うことは年間720万円も給料もらっている地方公務員も下げないのだろう。共産党の支持母体は「地方公務員の現業職員」とのこと、支持母体の切り替えをしなければ、高額な地方公務員給与削減をできないと見られるため、財政的に不安が残る。

 赤旗:国家公務員給与下げやめよ(2012.2.10)

次に民主党政権公約を1つも守れない政権であり、存在する事自体が無意味な存在となり果てた。また、現在の野田政権を見るかぎり、ほぼ、過去の自民党と同様の政権と見て良い体質であり、なんら存在に意味がない。この党に票を入れることは4年間を無駄に捨てる行為であり、また、脱原発もしない、TPP参加、公務員給与削減もしない、原発の輸出など、考えられる限り最低の政党となってしまったので、もはや票を入れる政党ではなくなった。私は前の選挙で、マニュフェストを信じて、投票したが、ほぼ完璧に裏切られた。もはや二度とこの政党には票を入れないと思う。少なくとも野田がいる間はダメだと思う。

これらの政党は現状において、選ぶのが難しい政党である事がわかる。

維新の会:「戦争やる気ですか橋下さん」
自民党 :「今の日本の困窮の元凶」
公明党 :「自民党と結託して悪政を延命した結果、現在の苦境がある。その罪は重い」
共産党 :「公務員給与を削減しないのは不公平です」
民主党 :「裏切り者!」

そこで...次の選挙は、恐らく、小沢氏が立ち上げるであろう政党が最有力候補となる。

新政研 :「新しい日本を頼む」
     (記者クラブ制度廃止、食料自給改善、公務員給与削減、脱原発

新政研のメンバーの政策を、推し量るとするならば、その顧問のメンバーである。山田氏や原口氏の存在があげられる。原口氏は総務大臣時代、記者クラブ制度廃止を志向しており、日本の報道の健全化を促す意味で重要だ。情報が正しくないと国民の生死に関わることは、原発事故で痛感した。山田氏は農業の専門家で農林水産大臣の時に飼料米に1兆円もの補助金を割り当てて、日本の食料自給率を上げる政策を実践していた。そして、土をダメにする原発は廃止しようとするだろう。小沢氏は、やるべきことをやってから消費税増税と言っていたので、公務員給与削減も辞さないだろう。というわけで、新政研が、現状では自分が最も支持する政治集団といえる。まだ民主党が分裂していないのでなんとも言えないが、恐らく、分裂するだろう。新政研に、構造改革派が入ってこなければ、自分は支持すると思う。

選挙の結果を予想すると、躍進するのが、新政研、維新の会、共産党という感じになるのではないかと思う。そして、票を減らすのが民主党自民党となる。民主党自民党の分裂票が他の三党に降り注ぐ形で権力の移行が進むことだろう。公明党は変わらず。そして、維新の会と新政研の連立政権になるのではないかと思う。橋下氏にしても小沢氏にしても、豪腕な政治家といえるので、どっちにしろ日本は変わることになると思う。

脱原発の最短距離は、野田政権をなくすことだと思うので、3月30日の消費税増税法案は否決して、野田が世論の圧力に屈して内閣総辞職という結論が事実上の脱原発になるのではないかと思う。