SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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原発についてまとめてみた

1.「今すぐ脱原発は出来ない」は嘘

  • 私は、原発問題について調べた中で思った事は、脱原発は可能であり、それが出来ないと言う主張には十分な根拠がない事が分かった。実は原発推進派こそ、根拠のない主張をしているのだ。私は発電所を調べたが十分な発電能力があり、脱原発は即実行でき、節電と自然エネルギーの連携で二酸化炭素放射能もない社会が構築できる事が分かった。

 
2.「日本はこれ以上、省エネできない」は嘘

  • 省エネの可能性は、モーターとLEDにあり、この分野は大幅に省エネが可能な分野であり、こういった技術革新の可能性についての知識の無い人たちは、日本にはこれ以上の省エネは無理だと信じている。民放や全国紙がよくそういう事を言っているが、あれは、基本的に彼ら自身も原発村の一員であり、電力需要が減ってしまうと電力会社からのスポンサー料が望めなくなるからそういう嘘をばらまいているのであって、本当に省エネが出来ないと言うわけではない。技術系のメディアでは、そういう無知の拡大はせず、その読者も省エネ市場がこれから拡大する事を見越して、各社一斉に開発競争を繰り広げている。

 
3.時間差を伴って現れる放射線健康被害

  • チェルノブイリでも実際にガン患者が発生しはじめたのは5年後だった。だから、今問題が起きていないから大丈夫だと言う主張は危険なのだが、過去の知見を知らない人たちは目の前の事にしか興味がない。その人たちは、目の前に現実が突きつけられないと分からない人たちであり、そういう人たちの言い分を聞いてしまうと放射線に弱い子供が犠牲になる。

  【拡散希望被曝医師・肥田舜太郎さんが語る『真実の原子力』(25分53秒)
  
  文章版:被爆医師:肥田舜太郎さん(94歳)被爆の現実を語る
 
4.原爆の20倍、セシウムに至っては168倍の放射性物質の流出

  • 現在の福島第一原発の問題がどの程度の規模かと言えば、原爆20個分の放射性物質が流出したのだと言う。セシウムに至っては168倍なのだと言う。そう考えれば、原爆投下後に白血病で死んだ人や原因不明の下痢などの症状を診ると、その20倍の範囲(面積比)に、それと同等の被害をもたらすだけのポテンシャルを持っていると考えるべきであって、警戒するに越した事はない。(現在は、その範囲がある程度避難区域に指定されているため、原爆と同等の被害が生じるのかは分からない。だが、それだけの破壊力を持っていると見て警戒するに越した事はないだろう)ちなみに原爆に使われたウラン燃料は800gだという。それに対して、原発一基辺り1トンのウラン燃料があり、つまり、原爆1250発分の破壊力を秘めている。原発三基で3750発分であり、今回は、その中の5.30.53%程度が流出した計算になる。

 
5.稼働中の原発ウラン燃料と使用済みウラン燃料の違い

  • また使用済み燃料と稼働中の原発を混同して、どちらも危険だから、原発を辞めても意味がないと言っている人がいるが、これも稼働中のウラン燃料と燃えカスのウラン燃料では、発熱量の桁が違うと言う事が分かっておらない。こういう数字を伴わない批判は、よく文系の人がするのだが、ハッキリ言ってリスクの状況が二ケタも違うと言っておこう。数字をチェックしないとダメ。具体的には以下のグラフを参照の事
  • これをみると、停止前の発熱率を約10%程度と見て、それを100%として計算すると、1日で5%程度となり、約1/20の熱量になる。1ヶ月経つと1/100となる。約6ヶ月近く経った現在は、1/125程度になっている。熱量が少なければ、閉じこめる容器を溶かす事もなくなるわけで、安全に保管しやすくなる。逆に稼働中の原発の場合は、福島第一原発を見れば分かる通り、数時間で融点24002200度のジルコニウム合金製の燃料棒を溶かしメルトダウンを引き起こす。この差が分かっていると、原発を全停止する方が遥かに安全である事が分かるはずだ。少なくとも2桁の熱量の違いは、トラブルのリスクを大幅に減らす。

 
6.風評被害を自ら生み出す日本のマスコミ、冷静な海外メディア

  • 原発問題に対する誤解やデマなどが広まっている中、自分が調べた結果をひとまとめにして、それらが誤解やデマだと説明し、この問題を建設的に解決する一助となればいいと思う。正しい知識によって、危険から身を守り、この問題を解決する事が大事。今ほど正しい知識が必要とされているの時はないのに、日本の民放や全国紙は、自らの保身のために、それと反対の事をしている。このようないわゆる記者クラブメディアは、問題解決を助けるどころか、より問題を大きくしている。どうしようもない連中だと思う。しかし、最近は、そういう嘘に皆が気付いているらしく、そういう三流マスコミの言っている事の影響力は徐々に薄れつつある。良い事だと思う。
  • となりの韓国の新聞の記事の方が遥かに日本を冷静に分析している。やはり、マスメディアの差が国の成長力の差に結びついていると感じる。(的確な状況分析は正しい選択を促す。逆に誤った状況分析は、誤った選択を促す。この記事を読む限り韓国は前者であり、日本は後者である。日本が成長できないのは、単なる競争力低下だけでなく、誤った情報分析による誤った選択にもその原因がある。ある意味、その末に危険性が指摘されながら原発を放置し、現在の問題に至ったとも言える)
  • こういう数字の伴った冷静な記事を日本でも読みたいものだ。今の日本を正確に把握するのには、外国のメディアの情報を読む事が一番かもしれない。外国だから日本の利権構造とは無縁だし、自分の国じゃないから言いたい事をズバスバ言えるからね。