WWDC キーノートスピーチ動画
http://events.apple.com.edgesuite.net/11piubpwiqubf06/event/
このブログのiOS 5の説明は、当ブログより遥かにいいのでオススメ
ZONOSTYLE
http://zonostyle.com/2011/06/ios5.html
1.iCloud 資料:Engadget:iCloud
・リリース:今秋・利用料金:無料!
・容量 :5GB
・同期できるデータ
・写真(容量5GBとは別枠)
・PhotoStream(デバイス側に最大1000枚までクラウド側に30日間保存される)
・PC側に全写真が記録される。(iCloudを介して共有される)
・ビデオ
・音楽
・iTunesMatch:CDからリッピングした音楽を記録するのには年間$24.99:容量別枠
・iTunesから購入した楽曲の記録は無料
・ドキュメント
・各種アプリデータ(iCloud Storage API公開:Mac / PCからも利用可能)
・アドレス帳:1台に追加すれば、他のデバイスにも反映
・カレンダー:複数カレンダー設定、他ユーザーとも同期可能
・メール :@me.comアカウント、広告なし
・機器の設定データ
・アプリケーション(購入してあれば、いつでもiCloudからダウンロード可能)
・対応アプリ
・Pages(テキスト)
・Numbers(表計算)
・Keynote(プレゼン)
2.iOS 5 資料:Engadget:iOS 5
・iOS 5対応機種・iPhone 3GS,4
・iPod touch 第三世代,第四世代
・iPad,iPad 2
・通知機能の改善
・ソフトウェアキーボード
・左右に分割できる(親指入力に最適)
・PCフリー:初期設定やアップデートにPCが不要(同期作業はiCloudが担当)
・AirPlayミラーリング:iPadとテレビでミラーリング表示を行う(プレゼンにいいかも)
・iTunesとの無線同期
・Newsstand
・定期購読モデル〔定期自動課金モデル〕
(NATIONAL GEOGRAPHICやWIRED、NewYork Times)
・自動更新:新聞なら毎日、定期刊行の雑誌なら発売日ごとにバックグランドで更新
・アプリケーション
・Safari
・タブの採用
・記事本文だけ抜き出す「Safari Reader」
・「あとで読む」を端末間で共有できる「Reading List」
・リマインダ:ToDo管理アプリ
・iCal形式で端末間で同期
・カメラ
・ロック画面からそのまま起動
・ボリュームボタンで撮影
・ピンチズーム
・AE/AFロック
・切り抜き・回転
・メール
・リッチテキスト入力
・インデント操作
・アドレスのドラッグ&ドロップ操作
・未読フラグ
・S/MIME対応
・ビルトイン辞書:単語をタップする
・Game Center
・友達の友達の戦績、リコメンド
・ゲームリコメンドという新機能
・ターンベースゲームにも対応。
3.iMessage 資料:Engadget:iMessage
・iOS 5ユーザー同士が利用できる・iOSプッシュ通知ネットワーク上に作られているため携帯キャリアに依存しない
・写真、動画、位置情報、コンタクトをやり取りできる
・送達確認、既読確認(オプション)
・タイピング通知(相手がタイプしている状況を表示)
4.MacOS X Lion 資料:Engadget:MacOS X Lion
・発売時期、価格など・リリース:7月発売
・価格 :2600円(29.99ドル)
・サイズ :4GB
・MacAppStore専売(パッケージ販売はない)
・インストール条件
・Snow Leopardインストール済みである事
・同じアカウントに紐づいたMacすべてで利用可能
・Intel Core2Duo Core i3 Core i5 Core i7 Xeonプロセッサを搭載したMac
・インターフェース/GUI
・マルチタッチジェスチャ:タッチパッドでジェスチャ操作
・フルスクリーンアプリ:Safari,iMovieなど
・Mission Control:ExposeとSpacesを統合
・ウィンドウやデスクトップ、Spaceをまとめて表示
・Launchpad:iOS ホーム画面のようなランチャ
・スワイプ操作でアプリ切り替え
・機能
・Mac App Store
・再開(resume):アプリの状態をテキスト選択のレベルまで自動保存
・オートセーブ:ドキュメントの自動保存
・バージョン:ドキュメントのバージョンを自動管理
・AirDrop:WiFiを使ったP2Pのファイル転送機能(転送時は暗号化)
・メール
・検索機能の向上
・スレッドまとめ表示
感想
- ざっと眺めてみて、やはり、一番の注目はiCloudだろう。一見地味だが、使ってみると世界が変わる機能だと思う。今まではデータの同期が面倒だったが、それをクラウドベースでやってくれるのは便利、EverNoteを使っていて、それがよく分かるのだが、EverNoteでやっていることを全てのアプリケーションで利用可能にしたような感じがする。データのシンクロにあまりに神経を使わずにWiFiベースで出来るようになったのはいい。これでAndroid端末ともうまくやり取りが出来れば、申し分ないのだが...
- iOS 5は、PCがいらなくなったところが進歩だと思う。これによって、操作の階層が一つ減り、よりシームレスに使えるようになった。OSのアップデートやデータのバックアップにいちいちケーブルを繋ぐ必要はなくなった。これで、iPadのケーブルは充電専用ケーブルとなり、高速充電したい時にケーブルを付け替える必要はなくなった。また、社会的に最も重要だと思うのは、定期購読モデルのNewsstandだ。このビジネスモデルにより、iPadで新聞や雑誌が出てくると思う。それが新しいジャーナリズムに繋がっていってくれる事を期待する。iPadのようなコンピューターを使った電子出版メディアがGoogle的な分散型の広告モデルを採用すれば、現在のような特定の広告主に発言権が偏る状況を是正できる。そうなれば、より、自由に記事が書け、結果としてそれがジャーナリズムのレベルを上げる事になると期待している。
- MacOS X Lionは、Rossetaの扱いがどうなるか知りたかったが、今回は分からなかった。CPUが代わるわけでもないのだから、サポートを続けて欲しい。自分の場合、RossetaがないとAdobeのソフトが使えないので困るのだ。AppleがIllustratorやPhotoshopの機能を持ったソフトを安く作ってくれないかな〜と思う。あと、古いアプリなんかが結構、Rossettaを必要とするので、切り捨てないで欲しいと思う。機能的にはAirDropが面白いと思った。データの転送が簡単になるのはいい。
- 全体の雑感、データ転送がシームレスになり、より便利になっていると感じる。ある意味、iPad発売の時に想起していた状態がやっと実現したと感じる。iCloudが無料なので、これからどんな風に使えるのか楽しみだ。クラウド管理が楽なのは、GoogleDocやEverNoteで体験済みなので、それがOSレベルで統合されると、どういうことになるのか今から楽しみだ。反面、普通の人には今回の発表はインパクトが薄いと思う。だけど使ってみれば、その違いを肌で感じるようなアップデートだと思う。
- MacOS X Lionにアップグレードする為にはSnowLeopardがインストール済みである必要がある。