シャープが裸眼対応の3D液晶ディスプレイを2010年上期に量産開始,「ニンテンドー3DS」への採用は“ノーコメント”を貫く
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100402/181606/
SHARPが小型の3D液晶を発売した。
スペックは以下の通り
3D視聴領域
- ディスプレイから30cm程度の距離、それ以上やそれ以下だと立体感が失われたり、二重に見えたりする。
3D表示方式
- 視差バリア方式
2D表示時と比べた解像度
- 2D:854×480
- 3D:427×240(dpi数が半減している事から推察)
3Dの表示状態:縦でも横でも立体感が得られる。(視差バリアの制御で実現)
輝度:3D時に半減するが、LEDバックライトを明るくする事も可能だと言う。
厚み:視差バリア部分をタッチパネル部と一体化した事により薄型化できた。
クロストーク
- 視差バリアを搭載するパネルと液晶パネルの張り合わせの精度を高めてクロストークの発生を低減したという。
写真を見た感想
- 写真を見た時の感想、大抵の立体液晶と言うのはモアレが生じる。カブトムシの写真に若干モアレのようなものが写っているが、一番下の骸骨の3D映像では、モアレが見えないので、実物を見てみないと判断がつきかねる映像だ。逆に言えば、それだけ画質が向上しているのかもしれない。ただ、立体表示の時に解像度が、タテヨコともに半減するので精細度は落ちるが、元々のパネルの解像度が高い為、それほど気にならないかもしれない。シャープの強気の生産予想から察すると、ほぼNINTENDO 3DSに採用は確実だと思われる。でも、もしかしたら、任天堂の携帯ゲーム機に採用されるとしたら、3Dだけでなく、2Dの解像度も魅力的かもしれないと思えた。というのは、NINTENDO 3DSという名前から分かる通り、Dual Screenであることは明らかであり、そう考えると、縦表示の見開きで960×854とXGAクラスの解像度になる。しかも、軽くてコンパクトとくれば、小説やコミックを読むのに最適なメディアプレーヤーになるのではないかと思う。そして、タッチパネルは両面、使えるようになるだろうから、下のディスプレイでキーを打って、上で立体表示なんて事も出来る。もしかしたら、操作面そのものもタッチセンサになっているのかもしれない。
...などと妄想の膨らむパネルだった。