SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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勇気とは何か? ver 1.1

勇気について考えてみると、「窮鼠ネコを噛む」という言葉が思い浮かぶ、つまり、危機感の裏返しが勇気なのだ。ネズミにとってネコは天敵、それに立ち向かう勇気の実態とは、危機感なのだ。つまり、危機感が開き直った姿が勇気であり、危機感が開き直っておらないか、足りない状態を臆病と考える事も出来る。
 
例えば、危機感が足りない場合は、自分ではなく他人が何とかしてくれるだろうと考えるから逃げる。だが、自分以外に戦うものがおらず、そうしなければ、全体が破滅すると言う事になったら、とにかく自らが何かをしなければマズい危機感があった場合、それは勇気となる。
 
昔の兄弟の話なんかで家が貧しくて兄貴の自分が働かないと弟達が困ると言う事になったら、逃げていられない、戦う以外にない。そうなったら、何が何でも頑張ると言う事になる。つまり、勇気が奮い立つわけだ。ある意味、臆病と言うのは、危機感が足りないか、何らかの形で他人に頼ろうとしているのかもしれない。自分がやらなくても他人がやってくれると言う余裕みたいなものがあるから臆病でいられるのかもしれない。
 
そういう意味では臆病とは依頼心の現れかもしれないとも考えられる。敵を過大に評価すると言う意味と、敵と戦うのを他人任せにして、自分は逃げると言う依頼心の現れとも言える。臆するとは、多分勝てない事を連想し逃げるのだが、勝たないと生き残れないと思えば、逃げてはいられない。逃げていられるのは逃げて助かると思う余裕があるからだ。
 
逃げ続けても助からないと思えば、「窮鼠ネコを噛む」と同じように強敵の前で戦う覚悟が生まれる。そういう覚悟を勇気と言うのかもしれない。
 
つまり、勇気とは、危機に対する覚悟のようなものとも言える。