SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

コーランを冒涜していると思われたら殺されるのが世界の常識

歴史の先生曰く
「今ココで、コーランを破ったり汚したりしたら、あなたは殺されます」
「それくらい強烈な宗教だってことを覚えておきなさい」

それを聞いた時、教室はどよめいたが、先生の言った通り、フランスで風刺画(お下劣なイラストの雑誌)で12人が亡くなった。いい先生の言葉は、役に立つ。こういうことをきちんと教わっているのとないのとでは、対応が違う。

 CNN:風刺漫画の仏紙襲撃、12人死亡 犯人逃走中 パリ
 http://www.cnn.co.jp/world/35058737.html
 
 ロイター:仏週刊紙銃撃12人死亡、警察は3人行方追う 「神は偉大」の叫び声 
 http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0UM3TR20150107

なぜ、預言者ムハンマドを冒涜するという事が、死に値するかというと、まず、イスラム教では、偶像崇拝は固く禁じられている。なぜかというと、唯一の絶対神の神に帰依するためだからです。だから、いかなる偶像を作ってもダメで、ましてやそれを拝んではいけない。マネキンもダメ、でもぬいぐるみやガンダムはOKらしいです。地方によって戒律が緩いところと厳しいところがあるとの事。元々「ムスリムイスラム)」という言葉も...唯一神であるアッラーフに対して己の全てを引き渡して絶対的に帰依し服従するという姿勢を示す言葉なので、彼らからずれば、預言者アッラームハンマドを絵に書いて偶像化しただけでも戒律違反の大罪人であり、その上、風刺で茶化したとくれば、大大罪人なわけです。

でも、それは神に帰依したイスラムの教えの中で行われることであり、恐らくキリスト教徒であるフランス人を殺す理由にはならないと自分は思います。それに預言者ムハンマドも同胞が傷つけられれば、それに対して戦ったものの、その遺言では、異教徒を手厚く保護したことからも分かるように、本来のイスラム教は異教徒に対して寛容な宗教であることが分かる。キリスト教の十字軍に比べれば遥かに寛容だったと言えるだろう。(後に十字軍遠征は誤りであったと2000年3月ヨハネパウロ二世が述べている)

ムハンマドは、同胞が傷つけられれば戦ったが、他宗教の自己の宗教に対する無理解については、ある程度目を潰る寛容さを持っていたのではないかと思う。それに比べて、今回のテロは、風刺画が確かに彼等の神を冒涜する行為で彼らにとって許しがたい行為としても、そもそもフランス人の大半は、キリスト教徒であってイスラム教徒ではない。異教徒の戯言として無視すればいいだけのこと。それを同胞を傷つけたわけでもなく、ただ絵を書いたという事に対して、死という最大の懲罰を与えるなど、ムハンマドの遺言に反する行為であり、許しがたい行為ではないではないだろうか、彼等こそ、ムハンマドを意思を血で汚した冒涜者ではなかろうか?

 サルコジ政権時の記事のようだ。今はオランド大統領
 2176.仏移民政策の失敗
 http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k7/171118.htm

  • フランスに移住したイスラム系住民は500万人でフランスの人口の12%程度。繊維産業や工業の不振で失業率が高く、このため人種差別や宗教的な服装の禁止などでイスラムユダヤ移民は不満がある。このフランスはカトリック系白人と16世紀から居る完全帰化したユダヤ人がフランスの政権を維持しているし、その人たちに有利な法律体系になっている。ユダヤ人はイスラエル帰化政策をしているために帰る場所があるが、イスラム系には帰る場所が無い。このため、カトリックが強いフランス的理想主義的な平等政策はイスラム系移民には迫害と捕らえるのでしょうね。しかし、これがイスラム組織でのテロ活動に直結するように感じる。特にサルコジ内相の対決姿勢では、問題をより深刻化させかけないような気がする。トルビバン首相はシラク大統領と同じような理想主義者であるので、ここはトルビバン首相に期待をしたですね。

フランスの人口の12%の500万人がイスラム系移民、実に8人に1人がイスラム系移民なのである。しかも、イスラム系の人達は出生率が高く年々、人口比率が上がっているとの事、これが50%を超えたらフランスはイスラム教国になってしまう。計算上は数十年後にそうなる公算だという。要するに移民を受け入れるということは、その国の形をどうするかということに直結するわけで、目先の利益だけで判断してはいけないことだと分かる。そんなことをしたら、数十年後に国の形が変わってしまう。

また、イスラム教には、イスラムの女性は、結婚する男性がイスラム教徒でなければいけないという戒律があり、イスラムの女性と結婚する男は、イスラム教に改宗せねばならない。そういう習慣がフランスでどういう風に捉えられるか、当然のことながら軋轢を生むだろう。文化侵略であると見ているフランス人も多いと思う。故に、そういう軋轢がある中で、このようなテロは、双方にとって良いことはなにもないわけで、テロリストは、ムハンマドの遺言を無視しだだけでなく、フランス国民の怒りも買って、フランス国内の500万の移民への風当たりを強くするという同胞を傷つける行為をしたという意味で、二重の意味でムハンマドの意思に背いていると私は思う。

 ムスリムと非ムスリムとの婚姻

故にこのようなテロ行為は、イスラム教の名の元に行われたというよりも、イスラム教を曲解し、殺人にまで及んだ狂信的な暴徒が犯した行為として厳しく罰するべきであろう。この件でイスラム教徒を責めるよりも、自らの宗教の教えを曲解し、勘違いし、人を殺すまでに至った者達を責めるべきである。そうでないと恐怖と怒りの連鎖で、再びテロが繰り返され、血がとめどなく流れることとなる。