SKY NOTE

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都知事選の敗因(人間タイプ別)

都知事選挙が終わった。敗因は、以下の3つに大別される。
ここでの勝利条件は、脱原発、国家戦略特区の否定を市民のための正しい政策として定義し、それに合致しない判断をした人の特徴を3種類に分けて大別した。

0.正しかった人(全体の10%)
 国家戦略特区の問題点を理解し、脱原発もするという宇都宮氏を選んだ人

300万票が当選ラインだとすると、30%が目標、今回の選挙では当選ラインは22%だった。つまり、宇都宮氏があと120万人(220万人)集めることができれば勝てた。

1.無関心層   :54%
2.無知層    :26%
3.騙されやすい層:10%(付和雷同層とも言え、潜在的には、無関心層にもいる)
合計       90%

この90%の誤った判断をした人たち(900万人)の中から20%(200万人)を正しい判断に導くことが必要となる。誤った判断とは、上記の勝利条件の定義を正しいとした場合、そうなる。この数字を見ると、選挙で社会は変わらないと言っている人は認識が誤っている。90%が誤った判断をしているのに、政治が良くなるわけない、正確には有権者の90%がバカだから、政治が良くならない。自分がバカだという認識を持てない人間は、賢くなれない。よって、自分のバカさ加減を選挙のせいにしていれば政治は永遠によくならない。自分たちはバカだったと謙虚になることが大切である。データを見れば答えが出ている。くだらない自尊心を捨てて、データを眺めれば、真実がそこにある。(90%を誤った判断に誘導できたので今回はムサシを使う必要もなかっただろう)

 1.無知層の拡大 :討論会を意図的に回避(細川が主導)
 2.無関心層の拡大:意図的な報道量の調整(マスゴミ
 3.票の分割   :分断しやすい脱原発というテーマを利用(小泉が主導)
 重要な役割を演じたのは、細川・小泉のコンビといえる。

1.知らない人
 →選挙には行ったが知識が不足していた人(全体の26%)
  女性なのにDVの舛添に入れてしまったり
  雇用者なのに国家戦略特区を容認する候補に入れてしまう。
2.知っていてもお人好しすぎて騙されてしまう人(全体の10%)
 →知識はあったが判断力のない人
  騙されて細川氏に入れてしまい、分断された人
3.無関心な人(全体の54%)
 →選挙に行かなかった人
  政治そのものに興味がなく、政治に絶望している層
  組織票のある舛添を勝利させた最大要素

この3つのタイプの人に対処する必要がある。
1.情報を供給するのは、インターネットを使うしかない。というのは、コストの関係でそれしかない。

2.1の情報を供給できたとしても、判断力のない人が多いと簡単に騙されてしまい、分割されて終わり、これには、判断力を補完する予測情報が必要と思ったが。つまり、相手の出方を予め予測し、そのやり口を広めておけば、騙されにくくなる。しかしながら、選挙戦が短いので、この予測という手法の有効性には疑問があり、日頃から騙されない考え方を習得しておく必要があると言える。

3.無関心な人
この人達は、そもそも政治に興味が無いと思われる人、漫画や小説などの娯楽メディアを介して情報を伝達するのがいい、この層にはマンガが一番いいと思う。(古い人は読まないだろうが...)

1に関しては、無料の情報メディアが必要だと感じる。

  • タブレットで読む無料の情報誌、その情報誌はアフェリエイト広告を収益源とし、市民のための真面目な情報と、面白いストーリー漫画(社会の不条理を痛快に解決するマンガ)が入ったもの。関心のない人は漫画を読むために手に取る。そして、マンガのストーリーの中に出てくる用語を真面目な記事のページから知る。島耕作の社会風刺版、島耕作は、取材が稚拙なので、経済には何の参考にもならんが、こっちのは、取材もしっかりしていて参考になる内容みたいなもの。

2の騙されないために必要なのは、以下のとおり、

  • 私が相手の手口の全容がわかったのは、選挙戦終盤であり、予測をもっと早く出来るようにしておかなければいけなかったと反省している。また、例え、予測をして伝えられたとしても、自分の考えを曲げる人は少ない、つまり、美味しい餌をぶら下げられると視野狭窄に陥ってしまう人があまりに多い。こういう時、美味しい餌は、揺動の可能性があり危険だという警告を言っても、分からないというか、言い方が悪く、伝わらないことが多い、言い方にも工夫が必要だ。
  • 人間には自尊心があり、この自尊心を傷つける言い方をすると、大抵拒絶される。「あなたは騙されている」と言っても、その一言で「なに、俺が騙されるバカってことか」という事になり、受け入れてもらえない。それが事実なんだけど、事実をそのまま言っても、大抵は無視されてしまう。私は天才の義父に馬鹿馬鹿と言われても、我慢できた。なぜなら、真実に向かうためには、己がバカだということを自覚しなければいけないからである。自分を天才でもないのに根拠もなしに正しいと考えるのがいかに馬鹿の中の馬鹿なのかということは、私は、自分より遥かに正しい天才という種類の人間と接して知っている。天才と接すること無く、自分と同格の凡人という種類の人間と接してきた人間は、このことがわからない。己の愚かさを理解してこそ、真実への道があることに。それを我慢し受け入れる事こそが、凡人の凡人たる高潔さというものなのだ。そして、己をバカだと理解しない凡人ほど傲慢なものはない。(天才という強力な才能と比較すると身にしみて分かる)でも、多分、圧倒的な才能に接していない人間は、この言葉の意味がわからない。他の方法が必要である。判断力のない人は、自分が凡人であり、愚か者であり、騙されやすいことに気づかないといけない。そして、世の中、99%がバカであり、愚か者である。よって、単にバカというだけでは恥ではない。恥なのは、自分の愚かさを自覚しない、自分がバカであることを知らない馬鹿なのである。つまり、謙虚さのない人間が真の愚か者であり、恥である。自分は騙されやすいと思うからこそ、だましのテクニックを理解し、警戒することが出来る。自分は騙されない優秀な人間だと思っていると、他人の忠言が耳に入らない。警戒心の高さは、己の弱さへの自覚からくる。ネズミやうさぎの耳が大きいのは、彼等が弱小だからである。己が凡人という弱小な存在であることを理解し、耳を大きく広げているものは、例え、弱小であっても耳を大きく広げ、危険を素早く察知し、生き残ることが出来る。しかし、己が弱小であるのにもかかわらず、自分をトラかライオンだと勘違いしているネズミやうさぎは、捕食動物にあっさり食われてしまう。そういう現実を理解し、警戒を怠らないことが大切なのだ。あなたが天才ではないのならば、そうするべきだ。もっと謙虚になれば人の声が耳に入り、判断力がつく。ソクラテスも言うように「無知の知」が大事だ。知らないということを自覚し、人の言葉に耳を傾けよ。さすれば、危険を察知でき、必要なことが何であるか分かるであろう。もし、それができれば、慎重に物事に対処し、人の言質から、嘘を見破り、騙されにくくなるだろう。そして、分断されたりもせず、結束して問題に当たることが出来るだろう。本来は、それが正しい対処法だ。しかし、人の性分は変わらないことが多いので、言い方がもっとも重要となる。しかし、私はその言い方については、全く下手くそであるので、参考になる意見が書けない。ハッキリ言って、悪人の発想はよく理解できる。なぜなら非常に合理的だから、だけど、それに騙される善人の気持ちが私は理解できない。なぜなら非常に非合理的だから。かくて、悪に騙され悪に善人が加担することで、世の中は悪がはびこることになる。悪人のエネルギーは、ダマされる善人の量に比例する。だから、正しいことをするためには騙されてはいけないのだ。しかし、細川氏に騙された人たち、自分の自尊心に忠実すぎる。子供みたいだ。大人であれば、責任の重みを理解し、そのためには己の自尊心よりも、何が正しいのか、考える余裕を持つべきだ。

3の無関心な人

  • 娯楽が重要だと思う。識字率が低い頃は、社会問題を絵で表現して伝えていた。政治に興味が無いのは、政治がつまらないからであり、そのことについては私も同意する。ハッキリ言って政治の話なんぞはカビの生えた話であり、非常にバカバカしい話なのだ。数字見れば、やることは分かっているのだけど、それを、沢山の嘘が覆い隠し、多くの人がそれに騙され、コントロールされている。そういう状況を漫画を通じて伝える。それも面白く無いとダメだ。面白い物語を通じて人類の過去の経験や物事の理を、まるで吟遊詩人のように伝えるのだ。面白さが興味を生み、興味が知識を探求させ、ストーリーの中の主人公たちの行動によって意識を醸成させる。そういう形にもっていけたら御の字である。芸術が社会を動かすことはよくある。つまり、ここでは、マンガという芸術の力を借りるのだ。