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長崎大 浜田助教授、3800万円で日本最速のスーパーコンピューターを作る

長崎大の浜田助教、3800万円で日本一の速度達成 安くても作れ、事業仕分けにも一石?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091127-00000003-maiall-soci
 
秋葉原でも売っている安価なGPUを使って、日本最速のスーパーコンピューターを長崎大の浜田助教が作った。この安価なスパコンスパコンノーベル賞といわれる「ゴードンベル賞」を受賞した。つまり、専門家も認める確かな性能を有していると言う事なのだろう。
 
構成
 制作期間  :3年
 使用したGPU:380基
 開発費用  :3800万円(一般的には10〜100億円かかかると言う)
 性能    :158Tflops(テラフロップス:158兆回の浮動小数演算が出来る)
       :ちなみに京速の10ペタフロップスは10000テラフロップスで1100億円
        浜田助教授の作ったものだと24億円程度で済む計算になる。
 
なんと京速の1/50のコストで同等性能を出せてしまう非常にコストパフォーマンスのいいスパコンだ。これほど安いのは、量産品を使っているからだと思う。半導体チップは、量産が効くと急激に安くなる。業務用の生産数の少ないチップは、同じダイサイズでも1個10万円とかするけど、量産品で何十万個も作るようなものだと1個数千円で済む。(昔、FirewireIEEE1394)が出始めの頃、開発者用のサンプルチップが一個10万円だった事を思い出す。チップ的には小さくても数が少ないので、とてつもなく高い)つまり、この半導体チップの量産効果によって生じる価格差を最大限に活用して浜田助教授は、日本最速のスーパーコンピューターを作ったのだ。なんとなくGoogleのサーバっぽい構成である。要するに性能のいいスーパーコンピューターを作りたかったら、汎用品で量産効果の効くチップ(GPU)を並列につなげて、動かせばいいのである。京速はこの真逆の手法によってコストパフォーマンスがほぼ考えられる限り最低のものだからこそ、事業仕分けで予算凍結にされたのだ。(まぁ当然だわな)
 
このあまりにも常識的な対応を非難する馬鹿げたマスコミは何とかならぬものか?あまりにも知らなさすぎる。日頃きちんと調べていない事が如実に分かるレベルの低さ。日本の知識人といわれる人間の中にも、かなりの率で、京速のようなものを支持するお馬鹿なヤツがいる。
 
 服部誠一君、君はバカだ。少なくともコンピューターに関してはバカ、知らなさすぎる。
 君が批判している民主党の議員の方がハッキリいって君より賢い
 服部君、君の方が「不見識」なのだよ。
 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091130/198060/?bptv
 
こういうのがいるから、日本は浮かばれない。(チョット調べれば分かるじゃん)何でそんな程度の事も出来ないのか?
 
まぁお馬鹿の話は置いておいて、浜田助教授の功績は素晴らしい。この技術と京速をぶった切った予算で、安いスパコンを沢山作って、研究者が自由に使えるようにすれば、日本の科学技術は安泰だ。スーパーコンピューターは、単に速いだけでなく、その速いコンピューターを研究者が自由に使える事が重要だ。それが出来るのは、高くて僅かな研究者しか使えない京速スーパーコンピューターではなく、浜田助教授の作った安くて速いスーパーコンピューターなのだ。