SKY NOTE

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日本を不況にする「神」が存在する

ノーベル経済学賞をとったクルーグマンの直言を聞いて、日本の不況について語りたくなった。

 

ノーベル賞経済学者が直言「高収入の人が税金を払えば解決」
https://shuchi.php.co.jp/article/6867

 

クルーグマンは、記事の最後にこう締めくくっています

ポイントは、分配のための富はすでにあるということです。税金を集めて、国民にまともな生活水準を保証するために使えばいい。実際には、この問題は経済的なものではなく、政治的なものだと言えるでしょう。

 

1.社会保障に使われず、需要を萎縮させる消費税

日本型の消費税は、企業の内部留保になり、需要を萎縮させるので、上げれば上げるほど、GDPは萎縮し、財政は悪化します。これがマクロ経済の常識です。今の政権批判を殆どしないテレビを見れば分かる通り、彼らは真実を報道していません。経済学の常識すらも隠匿しているのです。それを30年以上も続けているのが日本という国なのです。

 

課税した分の大半が法人減税になってしまって需要に結びつかない消費税

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減税され、膨れ上がる企業の内部留保

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2.数十年間、嘘をつき続けるテレビ

私も経済学の本を読んで、マクロ経済学の理論通りにGDPが萎縮している事を理解した時には驚愕しました。何に驚いたのかと言うと、テレビ局が数十年間、嘘を報道していたという事実にです。これほど長期間にわたって虚構が継続可能なのだろうか?というのが驚きでした。

 

消費増税に呼応して、低迷するGDP

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3.虚構を盲信する日本人

しかし、日本人がテレビをある意味、盲信している状況を見るにつけ、その疑問は確信に変わりました。これは、一種の新興宗教みたいなもので、日本人と言うのはテレビ教という宗教を信じていると仮定すれば、それは、ある程度、妥当性を以て理解できるのです。宗教であれば、論理や理性を超越してしまうわけで、何十年でも教祖様の言っている偽りを真実だと信じ続ける事が可能なのです。そして、今どきの教祖と言うのは、テレビのコメンテーターなんですね。

 

4.「みんな」という名の神

そして、テレビが言ったからと言うよりも、テレビが広めた既成事実が一種の神に相当するのです。その神の名は「みんな」という神なのです。

物事の理由などを聞かれた時「みんなが〜から」と言っていませんか?この神の名を語った時、皆さんは思考停止をしているわけです。合理的な理由や理性を吹っ飛ばして、みんなという神の言う通りにしていれば正しいと思ってしまうのです。

そして、みなさんは、この「みんな」という名の神の言う通りに行動して不況になっているわけです。この神が「消費税は、財政の為に必要なのだ」と言えば、消費増税の度に不況になって苦しんでいても、みんなという神を信じて、その通りに行動してしまうのです。そうやって不況をもたらす消費税を是認していった結果が、この不況の正体なのです。