SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

低消費電力で受信感度が良いRF MEMSがスマホに採用されはじめた。

サムスンが自社のGalaxy A8にRF-MEMSアンテナと採用した。このRF MEMSアンテナというのは、従来のSOIスイッチは、アンテナチューニングを、リアルタイムで実行する事が出来るが、信号の挿入損失が大きく、最終的には消耗してしまう。しかし、MEMSスイッチは、信号の挿入損失がほとんどないため、寿命が長く(20年以上)、SOIスイッチよりも高速な動作を実現することが可能、つまり、良好な通信チューニングを低消費電力で維持できる。 

この話を聞いて、思ったのが自分の持ってるiPhone4sのバッテリーの減り方、無線LANをオンにすると1日で電力が見る見る内になくなっていく、OFFにすると全然減らない。Androidは、そのiPhoneよりもバッテリーの減りが激しいようなのだが、サムスンのGalaxy A8は、iPhoneほどではないにしろ、バッテリーの減りが抑えられているという。こういう新しい技術を持ってしても、ハードとOSを持っているメーカーには敵わないという事なのだが、このRF MEMSスイッチを使ったアンテナが広まれば、次期iPhoneにも採用されて、iPhoneのバッテリーの減りかたも抑えられるし、無線機器全般の低消費電力化が実現できそうである。

 

RF MEMSスイッチについては、オムロンの説明がわかりやすかった。2010年の内容

【要約】

RF MEMSアンテナは、広帯域で低損失、高Q値の高周波特性を実現、パッケージの小型化、広帯域化による通信速度の向上や多バンド周波数対応、また低損失化により機器の低消費電力化に貢献します。

 

つまり、これを使うと無線信号を低損失で受信でき、その結果として、低消費電力化ができるということだ。ということは、例えば、Bluetoothのような無線機器も、この技術はモバイル機器のバッテリーのもちを良くしたり、受信感度よくするという話なので、非常に興味深い。従来のSOIスイッチだと時間とともに性能が劣化し、受信感度を上げようとすると、電力消費が多くなってしまうという話なのだが、このRF MEMSは、そういう損失が殆どないらしいので、無線機器の性能耐久性やバッテリー持続時間に貢献する技術といえる。次のiPhone8にこの技術が採用される事に期待したい。