SKY NOTE

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正論の定義

正論の定義

正論とは、一種のルールだと思う。例えば、法廷で証拠がなければ罪に問えない。これは、正論だよね。もし、証拠もないのに罪に問う事が出来たら、個人の恣意的な判断で人を罪に問う事が出来てしまう。それは正しくないから、その反対に証拠は必要だよねと言うのが正論。つまり、それがなければ正しい事が行えないような論理が正論だと思う。

そういう意味で正論とは正しい事を行う為のルールみたいなもの、だから、そのルールを簡単に破るとか、否定するとか、そういうのはダメなんだよね。それを覆す根拠や定義があればいいけど、それがないのに、正論を否定するのはダメ。正論とは、正しくある為のルールだから、それを守るのは、基本なのだ。安易に破るのは恣意的な判断で物事を歪めようとする行為であり、ダメなんだ。

恣意的な否定は「正論が常に有効とは限らない」ともっともらしい事を言う奴なんだけど、私がそういう事を言う奴になんて言いたいかと言うと「じゃぁおまえは、その正論を覆す正しさがあるのか」と説明を求める。そこに十分な説明が伴っていればよし、なければダメなんだ。ちゃんと説明すれば「なるほど、そういう考え方もあるのか」と答えるけど、十分じゃない場合は、その主張の問題点を指摘して、再び質問をする。この質問は、他人の揚げ足を取るようなものではなくて、きちんと内容に沿った質問、それが正論として成立するに足るかどうかという質問。人によっては、極端に具体的な質問をして、それが出来ないとダメだと言うヤツがいるけれど、細密さと正しさとは別次元の話なので、重要なのは、本筋において正しいかどうかと言う質問をする事を自分は心がけている。その為には相手の意見を聴かなければいけないので、集中して聞く事にしている。

そういう意味で、正論は正しい方向性のようなものでもある。ルールであり、正しい方向性、だから、そこにあまり、例外を設けたり、否定するなどする種類のものじゃないんだ。もし否定するのならば、それ相応のものを用意して、その上でないとダメだ。それが正論を扱う上でのフェアな態度と言える。これができないと、まず、論理的な対話などは出来ない。