SKY NOTE

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三重県南東沖でM6.1の地震、南海トラフ地震の前震か?

2016年4月1日 午前11時39分ごろ、三重県の南島沖でM6.1の比較的大きな地震が起きた。三重県の最大震度は4と、さほど大きくないのだが、その震源地が南海トラフの想定震源域の真ん中に位置する事と、震源の深さが10kmと浅く、浅い震源で大きな地震が起きると揺れが大きくなるので、注視するべき地震だと考えられます。

 震源三重県南塘沖 M6.1(深さ10km)
 揺れ:最大震度4 津波なし 
 http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20160401113917.html
 

この辺りの震源で過去の大規模地震を見てみると

1707年10月28日 宝永地震 M8.4
 147年
1854年12月24日 安政南海地震 M8.4
 92年
1946年12月21日 昭和南海地震 M8.0

この辺りでは、周期的にM8クラスの地震が起きている。2016年は、ひとつ前の昭和南海地震から70年目で、前回の地震の周期から見て20年ほど足りないものの、東日本大震災のようなM9クラスの巨大地震が起きると、その数年以内に、その周囲に地震や火山噴火が起きる事が経験則的に分かっている為、今回は昭和南海地震震源に近い所で起きたM6.1の地震と言う事で、注視するべき地震として考えるべきだと思います。

東日本大震災の時は、3月9日にM7.2の地震が起きて、その後38回の群発地震が起きて3月11日に東日本大震災が起きました。東日本大震災と比べると、今回のM6.1の地震は、その後に群発地震が起きておらず、その点から見ると東日本大震災とはパターンが違うので、同じように見るべきではないかもしれません。しかし、もしかしたら前震かもしれない…、そこで、前回の昭和南海地震が起きた時の前兆現象の記録が残っていますので、それを紹介したいと思います。

 Wikipedia:昭和南海地震

1ヶ月前から直前まで

  • 潮位変動
  • 本震の直前には、高知県須崎市須崎湾、宇佐町宇佐湾で寄港した漁船が接岸できないほど海水位が低下していたとの証言があり、1ヶ月程度前から前日までに0.3m程度の隆起が生じていた可能性がある。なお、森光(1995)はこの潮位変化量を3.5m 程度と推定しているが、これだけの変動量を説明できる理論モデルは提唱されていない。一方で、直前に浦戸湾で干潟が広がっていた、あるいは1週間前頃から見られた地下水水位低下など地殻変動を示唆する記録もあり、データは不十分であるが長期の水準測量の記録から甲浦、高知、久礼、宿毛など地震後に沈降した地域は、地震前後に逆の地殻変動が示唆され、直前に急激な隆起があったとの解析結果もある。また、潮位変動の原因を津波と考える研究者もいる。

数日前から直前

  • 発光現象
  • 周辺地域から震源方向に発光現象を見たとの証言が多数ある。
  • 井戸水の水位低下、枯渇
  • 地震発生の数日前から直前にかけて紀伊半島から四国の太平洋沿岸部において井戸の水位低下および水の枯渇が報告されている。
  • 直前のキジの鳴き声
  • 高知日報夕刊(地震3日後の夕刊)では、地震直前の午前4時過ぎに雉(キジ)がけたたましく鳴き始め、付近の人々の夢を破った後、約10分後に地震が来たことが報じられた。(昭和南海地震は1946年12月21日午前4時19分に起きた)

これらの現象について考察すると、地下水の枯渇や潮位の変動は土地の隆起と関係していると考えられ、また、発光現象は震源附近で何らかの電磁的な現象が起きていると見る事も出来る。この電磁的な現象を捉えているのが電磁気による地震予測である。最近は台湾の地震予測研究所が矢継ぎ早に地震予知を的中させているので、その地震予知研究所の予知情報を紹介する。

 台湾の地震研究所が日本での強い地震を予測
 http://www.buzznews.jp/?p=2053178

この地震研究所は、最近起きた2月4日の台湾のビルが壊れたM6.4の地震の際にも、その2日前に「中南台湾で7日以内にM6.5の地震が起きる可能性がある」と予測していた。

 地震預測研究所 (中国語)
 http://quakeforecast.blogspot.jp/

 翻訳サイト(ページ全体を翻訳すると時間がかかるのでテキストがお勧め)
 https://translate.google.com/

2016.4.2 5:06(台湾時間)

  • 18日以内に
  • (1)台湾M7+または
  • (2)日本、ロシア、アラスカ、チリ、インドネシア、ネパールM8+強震

18日以内に日本を含む地域(ロシア、アラスカ、チリ、インドネシア、ネパール)で、M8+クラスの地震が起きる可能性があるとの事。つまり、4月20日までこれらの地域で地震に要注意との事です。世界の地震の10%が日本で起きると言われる地震集中地帯ですので、要注意と言えます。地震には事前の備えが大切です。そこで、もし南海トラフ地震が起きたら、どこで、どの程度の揺れが生じるのかと言う想定情報が政府から出されています。最後にそれを紹介して、この記事を締めくくるとします。この図は、政府の想定震度情報に原発の位置と想定津波の高さを合わせたものです。(現在稼働中の原発は、九州の川内原発です)