SKY NOTE

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PlayStation VRの可能性

昨日、PlayStationVRについてガッカリした事を書いたので、今度は逆に可能性について書きたいと思う。ただ、買う前に知らなくてガッカリするよりも、それを知った上で可能性ついて論じようと思う。

1.PlayStation VRのがっくりポンな内容
 ・PlayStation VR本体は44980円だが実際は必須の周辺機器があり5〜6万円
  ・PlayStation Camera 5000~8000円相当が必要
 ・Blu-ray 3Dに対応していない
  ・現時点では動画は、2Dの大画面ディスプレイにしかならない。
   将来的にアップデートできる可能性はある。(ソフトが出来てない模様)
 ・大画面モードの225インチモードは動画表示には実用的ではない
  ・画面周辺部が歪むから、現実的には145インチモードが実用的

2.PlayStationVRのいいところ
 ・PlayStation 4とのセットでも10万円以下でVR環境が揃えられる。
 ・3D表示が出来る。
 ・大画面表示が出来る。
 ・VR音声で、そこにいるかのような音声が楽しめる。

3.将来的にどうなのか、奥行き情報とHDR表現、そして、パノラマ

  • ヘッドマウントディスプレイによる目の前に広がる大画面モードについて考えてみると、従来の2chの視差情報だけの3D動画フォーマットでは、目の前の大きな視野に広がる動画には正確な位相差を再現できない、よって、奥行き情報がないとリアルな表現にならない。近接立体表現では、首を動かす角度によって見え方が変わってくるからだ。そして、立体表現で重要なのは映像のコントラストなのだが、これはHDR表示ができなくてはリアルに見えない。そして、そういう奥行き情報を捉えるカメラも必要になってくる。また、パノラマ画像も、その場所にいるかのように感じるが、これもやはり、リアルに表現するには、奥行き情報が必要になってくる。フォーマットとしては、VRとパノラマ画像情報に共通するのは奥行き情報。そして、10bit以上の色深度、映像がリアルになった分、光の表現もリアルにならないとつり合わなくなる。その処理にはPlayStation 4でも苦しいかもしれない。そうやって、そこにいるかのような感覚を再現して、得られる臨場感の中で、3Dビデオカメラで撮った赤ん坊を見たり、猫を見たりすると、それだけで楽しいと思う。大きな魚を水族館で見ると、とても迫力があるけど、テレビで観ると迫力がない。でもVRならば、その迫力を再現できるだろう。空間が再現できるので、ゲームでは天候を再現すると、面白い。空を見て雨が降りそうだと感じたり、風を感じたり、上から何か落ちてきたりとか、自分のいる場所が揺れて怖い思いをしたりとか、そういう事が出来る。今まで出来なかった様々な演出が出来る。例えば、自分の目の前をティンカーベルがくるくる回って挨拶をしてキスをするか、本来は飼うことの出来ないクジラを飼うとか、そういうのができる。
  • 学習ソフトでは戦争を勉強することが出来る。戦地で多くの人が死に、動かなくなった人の体、血みどろの街、飛び交う銃弾、爆弾が落とされて、揺れる。飛び交う砂ぼこり、逃げ惑う人々と話し、戦争の酷さを知り、軽はずみなことでは、戦争なんて出来ないとみんなが感じることができれば、世界平和が実現できるかもしれない。