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野党5党、国政選挙で選挙協力で合意

2016年2月19日、民主、共産、生活、維新、社民の野党5党が党首会談にて、国政選挙選挙協力をすると合意した。やっと国政選挙に向けて野党が自民党を倒す体制が固まった印象だ。

 5野党党首 国政での選挙協力で合意
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-02-20/2016022001_01_1.html

合意内容は以下の通り
1.安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通の目標とする
2.安倍政権の打倒を目指す
3.国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む
4.国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行う

合意内容は

1番目は、安保法制と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を共通の目的とするとあることから、政策合意に該当する。

2番目は、「安倍政権の打倒を目指す」というのは今までと変わらないと思うかもしれないが、これを野党5党で一致して合意する点が重要だと考えられる。つまり、この合意がある限り、安倍政権と対峙する5党は、共同で目的を達成するという事になり、その為には野党5党で常に連携する必要が出てくる為、この合意によって野党5党は常に会合を開くなど、連携に向けた具体的な行動をする必要が出てくる筈だ。

3番目は、「国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む」とある。「少数に追い込む」という文言が、選挙協力だと思うのだが、選挙協力は4番目に書かれている為、それ以外の協力をするという合意のようだ。

4番目は、「国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行う」これは、選挙協力をするという宣言であり、これが今回の合意で最も重要な内容といえる。ただし、「可能な限り」という玉虫色の表現があるのは、想定される野党間の違いに対して配慮した文言ともとれる。

完全とは言えないが、やっと野党5党が選挙協力をするという点で一致を見た事は重要な合意であると言える。この合意がある事で、野党はより結束する事になり、頻繁にお互いの政策や議会活動のすり合わせをする必要に迫られる為、より一致した形での安倍政権打倒の体制の形が出来た格好だ。ある意味、政権交代へのスタートラインに立った格好だ。

この合意について自分が思うのは、内容は、まずはスタートラインに立ち、その上で細かい事は後で決めるような形をとったものであるが、選挙協力をするという文言が入った事は、かなり大きな意味を持つ。これにより野党の重複候補が大幅になくなり、それと相まって株価下落で安倍政権の支持率が下がりつつある中、野党が結束すると合意に至った事に意味があると考える。

2016年の7月25日の参議院選挙にむけて野党5党が結束すると宣言したのは大きい。これで、投票する対象が絞り込める。死に票を大幅に減らせる。勝てる候補を擁立できる点で重要な合意といえよう。

 2013年の前回の参院選挙における得票数
 
 引用元:http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-entry-2413.html

自民、公明を合わせた得票数、2540万票に対し、野党を合わせた得票数は2766万票であった事から、野党が選挙協力をし連繋をすれば、かてる可能性が出てくる選挙である。前回の選挙は、そういった選挙協力がなく、野党がバラバラであり敗北したが、今回は違う。勝てる候補を擁立するという事は、投票する意味も生じてくるわけで、そういう意味で前回の選挙で安倍政権に批判的でありながらも、勝てないという理由で投票を棄権した人が投票をすれば、勝つ可能性がかなり上がるだろう。前回の選挙で政治に無関心の人も、安倍政権の経済失政で苦しんでいるだろうから、野党も統一候補を立てたし投票に行ってみるかという事になれば、安倍政権を倒せるかもしれない。自分はスーパーで実際の経済を知っている主婦の方々の投票率アップに期待したい。女性週刊誌で安倍政権の暴走ぶりがきちんと報道されているので、この正しい情報を肌で感じている人達の投票率が上がれば、安倍政権の暴走を止める事になるかもしれない。
 

後世の歴史において、2016年の参議院選挙において、憲法違反の安保法制を掲げ、戦争をしようとした安倍政権は、圧倒的な女性票によって敗北し、日本は軍事政権になる一歩手前の所で踏みとどまった。日本は女性の声で戦争になるのを回避したと記されるかもしれない。その呼び水になったのが2016年2月19日の野党5党合意であったと歴史に記されるかもしれない。