SKY NOTE

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ディズニーのシンデレラを見る。

シンデレラは、技術が進んだ今でもアニメーションが美しいのと、夢を叶えようとするシンデレラを助けるネズミや鳥たち、そして魔法使いの姿を見ると、涙が出てくるほど優しいので、好きなのだ。

以下のリンクは、現代風にアレンジした曲が封入されていて、けっこう感動する。

 Cinderella - When I Fall in Love (5:39)
 美しい曲と、美しいアニメが見事に融合していてオススメ。

1950年代の本編もYouTubeにあった。

 ウォルト・ディズニー(Walt Disney) - シンデレラ(Cinderella) Part1
 
 ウォルト・ディズニー(Walt Disney) - シンデレラ(Cinderella) Part2
 

何となく、ぞうきん掛けをしているシンデレラが非正規雇用で低賃金で働かされている女性を見るようで痛々しいんだけど、それを魔法使いがカボチャの馬車を用意して、キレイなドレスを着せて、王子様の元へ届けるところは、優しいなぁと思う。

 

魔法使いが「夢を信じない人のところに私は来ないわ」という言葉通り、夢は信じている人間の元にチャンスとして現れ、それを生かす行動をしないと叶わない。それに対し、継母は現実にある試練そのもの、夢を叶える前に生じる様々な障害の象徴。継母はシンデレラに暴力は振るわないが、シンデレラのチャンスをことごとく潰そうとする。逆に王様は、チャンスを作ろうとする。王子が結婚しないのに業を煮やし「放っておいてロマンスは生まれるのか」と言って舞踏会を開く。チャンスをつかむのには行動も必要という事をシンデレラではなく、周りのキャラクターで表現している。そして、これは、子供にチャンスを与える大人の役割を描いているのだ。魔法使いは、それをどうやったら実現できるか知っている賢者に相当する。そういう賢者の言うことを信じないと夢は叶わないという所が現実をよく表している。そういう意味でシンデレラは単なる夢物語を描いているのではなくて、現実をよく風刺していて、それをファンタジックに上手く表現したいい作品だと思う。