SKY NOTE

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CES 2016 面白いものがない…

CES 2016を期待していたのだが、現時点(2016.1.8)でニュースを眺めていて面白くない。アイディア止まりのものが多く、それを使ったらどのように生活が豊かになるかという踏み込んだものがなかったように思える。また、今回のCESで発表されると期待されていたものもスペックダウンして登場するなどガッカリする感じで、どんな風にガッカリするかという記事を書く事になる。

1.NVIDIAPascal、HBM2を採用しない。

  • 通常のGDDR5を使う模様、確かにこの段階でHBM2を搭載してくる事は非常にタイトなスケジュールなので、ファンCEOがそこをどのように料理するかという所を期待していたのだが、あまりにも平凡で面白くなかった。
  • 発表されたDrive PX2は、自動運転用の高速プロセッサで1秒間に24兆回の処理が出来、その処理能力はMacBookPro150台分という。ディープラーニングという人間の脳の仕組みを模したニューラルネットワークによって学習する仕組みでPascal GPUプロセッサを2基搭載して、そういう演算をさせるのだという。ただ、ディープラーニングに必要な膨大なパターン学習データを低消費電力で実行する為には、高速で大容量の不揮発メモリが必要になってくるはずだ。だから、この技術はまだプロトタイプ、車には無制限に電力があるわけじゃない。そういう作りかけのものを発表したの過ぎない。そもそも自分は車には全く興味がないので、面白くないのだ。なお、このGPUボードの消費電力は250wという。ただ、車の開発で得た認識技術は、アンドロイドのような人型ロボットを作るのにも活用できるので、そういう意味では将来に繋がる技術といえる。

2.Oclurus Riftがついに発売、価格は599ドル

  • Oculurus Riftは、やっと発売といったところだが、自分にはアクションゲームは疲れて出来ない。
  • これは、将来性があるものの、自分のニーズに合ったアプリケーションがないのが辛い。自分が欲しいアプリケーションは、部屋の中を泳ぐでっかい金魚に餌をやったりするリラクゼーションソフトとか、南国の魚の大群が泳ぐ海をダイビングするとか、巨大なクジラを間近で見られるとか、そういう立体空間ならではの体験の出来るソフトが欲しい。あとは、空間が表現できるので商品の実物大のサイズが把握できるショッピングサイトとかが欲しい。何事も全て最初なので、何もかもが未整備なのは仕方がないのだが、ゲーム以外の新しいタイプのアプリが欲しかった。
  • あとは、価格、低コストな光学系を開発したが、他の部分にお金がかかり、予想外に高くなった感がある。これも技術としてみれば、仕方がないと思えるが、消費者は、その半額程度を希望していたと思うのでガッカリだ。将来的にコンテンツの普及とともに値下がりする事を望む。
  • ライバルのPlayStationVRは400〜600ドルに鳴りそうとの事なので、そちらの方が期待してしまう。
  • この点はSONYに期待したい。再生ハードもPlayStation 4なので、安ければ800ドルでVR体験できるディスプレイとプレイハードが手に入る筈だ。3Dカメラで写した立体空間の中を歩き回れるとか、そういうアプリがあっても面白い。例えば、小さな子供を3Dカメラで写すと、子供が庭の中を走り回る空間に自分がいるような世界もつくれるかもしれない。3Dカメラの立体データを使って、その空間にダイブするアプリがあると面白いと思う。思い出の中に3Dダイブできたら、面白いかもしれない。でも、そういうソフトとかはない。つまり、まだ何も面白いといえるものがない、こういう技術が使えるようになった段階止まりなので、ガッカリ。