SKY NOTE

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トランプ大統領になったらどうなるか?

今日はアメリカの大統領選挙の日、11時ごろ、ネットを見ると「トランプかよ」という事で、トランプの情報を集める。トランプ氏の性格、経歴などを調べて見た。あと、なぜ、アメリカ国民がトランプを選んだのかという事も合わせて、今後アメリカがどうなるかも考えてみた。

 

1.トランプ氏の性格

まず、トランプの性格について、トランプの本を書いたゴーストライター、トニー・シュウォルツ氏の記事が、彼の人となりを理解するのに分かり易い。ただし、彼が若い頃の事を書いてある記事なので、現在のトランプとは若干違うかもしれない。(長文だが、デティールがわかるのでトランプに興味のある人は読んでみるといい)

 

 WIRED トランプのゴーストライター、良心の告白

 http://wired.jp/special/2016/trumps-ghostwriter/

 

それによると、トランプはとにかく、人気取りが好きな人間だという。確かに選挙中に人気を取る為に口から出任せを言う所が頷ける。

 

2.トランプ氏の考え方

性格の次は考え方だが、それには元外交官の佐藤優氏の記事が参考になる。

 

 佐藤優が斬る! もしトランプが大統領になったら、世界はこう変わる 

 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48143?page=2

 

「トランプはバカではない」

佐藤優氏によると、トランプは違法な事は言わない賢い男だと言う。かわりに米国内で違法ではないけれどもタブーとされている事を言う事で支持を広げてきたとの事。つまり、バカではないという事だ。

 

「トランプはアメリカ孤立主義

ルーズベルト大統領が真珠湾奇襲の後、第2次世界大戦に突入したのが間違いだった。ナチスが台頭していようが、日本が出てこようが、放っておけばよかった。アメリカはアメリカの繁栄だけを考えていればよかった。もっとアメリカを豊かにしよう。偉大なアメリカにしよう。アメリカ人の生活さえ良くなればいいんだ。あとは知ったことじゃない」

トランプの主張から見えるのは、とにかくアメリカの利益が大事で、他の国の事は知ったこっちゃない。つまり、世界秩序にアメリカは介入しないと言う事だ。だから、日本は日本で自分の国を守れと言う事。日本の車や家電にも関税をかける。だから、それらをなくすTPPからは脱退。

 

3.トランプの行動様式

トランプの行動様式については、ジャーナリストの笠原敏彦氏の記事が参考になる。

 

 そもそもトランプはなぜ大統領を目指すのか?背筋がゾッとする、著名な心理学者の分析結果

 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48837

 

「トランプの行動形式はディール(取引)で勝つ事」

“私の最大の情熱の一つは、取引(ディール)を成立させることだ。大きく得点を稼ぐのが好きなんだ。相手をこてんぱんに打ちのめし、利益を得ることに大きな喜びを感じる。なぜかって? それ以上に素晴らしいことはないからさ。私にとっては、セックスよりいいんだ。取引が自分に有利に傾くときの感覚は最高さ。

つまり、彼がディール(取引)のゴールに何を設定するかで、トランプ氏がどういう政治を行うのか想定できる。それは2で示した考え方、ルールを守りながら、ディールで勝つ事をベースに彼が定めるアメリカの国益を中心に交渉してくるだろう。かなりアメリカ中心主義的な外交政策が想定される。

 

4.なぜ、トランプが選ばれたのか?

そんなエゴの塊のようなトランプ氏をアメリカ国民が選んだのは、どういうことなのかという点については、町山智浩氏の動画を聞くと分かる。

 

町山智浩 投票直前!米大統領選挙 2016.11.08(24分)

動画の12分あたりから〜

トランプが大統領になったら、経済恐慌になるかもしれないよ、世界秩序がおかしくなるかもしれないよ、と聞くと、トランプを支持している人達は「知っているよ」と答えるのだと言う。それでも、なぜトランプを選ぶのかと言うと、アメリカがどんなに景気が良くなろうが中流階級の人は株も持っちゃいないし、海外とビジネスもしちゃいないし、ただただ、仕事がなくなる一方だった。それだったら国境を封鎖して海外にもって行かれた工場をアメリカに呼び戻す。それだけでいいんだと。アメリカが景気が良かったのは1960年、それから50年間ずっと彼らの経済はマイナスだった。だから、そういうのをトランプにぶち壊して欲しいんだと、金持ちのいい気になっているヤツをお仕置きを食らわせてやるという。皆貧しくなってしまえと言うヤケクソ

 

まとめ

トランプ氏は、人気取りが好きなアメリカ第一主義のエゴの塊のような人物、ディール(取引)で勝つ事が心情で、彼は、自分が大統領になるという取引に勝った。アメリカ国民に対しては、ディール(取引)のルールは守る。つまり、TPPは脱退する。かわりに諸外国に対してアメリカに有利な条約、または国防政策を展開する事が予想される。外交は孤立主義なので、基本的にアメリカの力を各国は期待できない。もし期待するのならば、それ相応の対価を支払えと言うのが彼の思想。そういう大統領が生まれたので、日本は、TPPはなくなるけれども、日米FTAの可能性と、防衛面では、駐留経費の更なる負担を要求してくる事が予想される。(日本は、駐留経費の値上げを求められたら、基地の縮小を提案してもよいだろう)ただし、TPPのような関税自主権がなくなるような条約にはならないだろう。アメリカ側が関税をかける以上、取引のルールとして、相手の関税をかける事は認めざる終えない筈だ。彼は、どちらかといえば、相手の関税は低く抑え、自分の関税を高く保つような自国に有利な条約を望む事だろう。総合的に考えて「自分の事は自分でしろ、アメリカに頼るな」という事を他国に要求する政権になると思う。

為替はドル安に誘導してくると考えられる。つまり、ドルをガンガン刷って、その金で公共事業をやって人気をとって二期目もやるつもりかもしれない。もしそうだったら、日本も通貨発行して国内で再生可能エネルギーに投資をして輸入エネルギーを削減して貿易赤字を減らしたり、社会保障費にあてて、国内消費を増やせばいい。アメリカが多少有利な貿易協定でも、TPPのような凶悪なものでなければ受容できる。相手が自分の国中心に行動してきたら、こちらも同じように自分の国中心に行動しても、文句は言えない筈だ。それがディール(取引)というものだ。